「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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翻訳をやってきた記念として

(今日のムフフ)

とってもきれい好きのR様。朝起きたら観葉植物に水をやり、掃除をし、ルンバをセットしてから家を出るって言っていたわよね。見た目も整っているけど、心も整っている。それは環境からきているのね、きっと。見た目を整えるのには限界があるけど、せめて環境くらいは整えたいわ。がんばるね!

 

 

体験談が掲載された業界紙が発売されました。

 

新版 メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック (イカロス・ムック) 

 

 

翻訳者になるまでの軌跡や、仕事を得るため、増やすために心がけていることなどをざっくばらんに語りました。

編集者さんはたぶん「文系出身の私でもメディカル翻訳者になれました」みたいなストーリーを期待していたと思うので、私のようなものの話はあまり需要がないのかもしれませんが。。。

 

伝えたかったことは、あきらめずにやること。そして、やることを間違えないこと。

勉強をいくらしていてもベクトルが仕事の方向を向いていなければ、優秀な学習者になるだけ。

私はいくら未熟でも「翻訳の仕事がしたかった」。それだけ。

 

これはあらゆることに当てはまっていて、要は目的と手段を取り違えないこと。

自分は何が欲しいのか。そこを見極めさえすれば、あきらめなければなんとかなるのではないかと。

 

編集者さんがうま〜くまとめてくれていて、サラッと読むには全然問題ないと思います。

原稿に修正をかけていたらきりがないので、今回の目的のためにそれほど重要ではないことはやりませんでした。つまり、一語一句こだわって修正するということ(写真の修正は強くお願いしましたが、無理な話でした(笑))。

 

自分の翻訳キャリアの記念として、ささやかですが、形になるものができてうれしいです。

以前の私なら、「こんなことしている時間があれば仕事しなきゃ」って思っていただろうけど、今は少し心に余裕ができて。

 

最近は教える側に回ることも考え始めました。

翻訳以外にやりたいことはないか、それも考え中。

 

とは言うものの、この本(先に出た通訳翻訳ジャーナル「ピンチの乗り越え方」のほうだったかな?)に書いているように、翻訳業は自分に向いていて、良い仕事だと思っているので、これからも感謝して、仕事に取り組みたいと思います。

 

 

 

 

 

語順のはなし

(今日のムフフ)

まさか『クローズアップ現代』に出るとはね!ファンへのお知らせメールでの告知もなかったから、直前に情報を知って焦ったけどギリギリ録画が間に合ったわ♪ええ、もちろんStay homeしますとも!見てよ〜、このブログ名を!前から家にいるんだからね〜!

 

 

 

今日は、週1回の娘ご飯作りの日。そして私、英語勉強の日。夜はオンライン飲み会もあるし、自粛の中、少しでも気持ちを前向きにしていきたいなと思います。

 

オンライン飲み会、そんなものやらないぞ、と思っていたのに、やってみたら楽しかった。もちろん会うのが一番いいけど、その次かな。今は次善の策でも受け入れないとね。完璧主義ではやっていけない。オンライン飲み会(お茶会でもOK)、よかったらいつでも誘ってくださいね。LINEでもZOOMでもなんでもできると思うので。

 

 

英語の勉強、少しやっただけでもためになる!そして、すぐに仕事に活きてくる!

そうそう、英語は語順を重んじる言語らしく、日本語ではあまり意識しないことかもしれませんね。

 

例えば、

 

昨日公園で子どもと遊んだ。

子どもと昨日公園で遊んだ。

昨日子どもと公園で遊んだ。

 

どれも言いそう。

う〜ん、でも

 

公園で昨日子どもと遊んだ。

 

とはあまり言わない。字面だけ見ていたらOKな気がするけど、実際、友だちに話をするときにそう言う?よっぽど公園を主張したかったら別だけど。

 

無意識に「時間、場所」の順になっていますね。

 

もちろん、強調したい場合にはあえて語順を変えるときもあるけどね。

 

子どもと昨日公園で遊んだ。

 

だと、「子ども」という情報の方を、「昨日」という情報よりも重視している感じがする。

 

ふむふむ。

 

 

そういえば、ある同業者さんが「一流の翻訳者は『型』を持っていて、パターンに当てはめて訳している」と言っていたなあ。

医薬分野では、症例報告などで、クライアントさんが情報の順番を指定してくることもありますね。

日本語だと「いつ、どこで、だれが、何を」という順番が普通になるのかな。

型は持っておいた方が、いろいろ悩まなくてすみます。悩まなくてすむということは時間がかからないので効率が上がるということ。そして疲労も少なくなるということですね。

 

 

実務翻訳者はこねくり回した芸術品を求められるのではなく、必要にして十分な訳を求められるのですよね。うまい日本語とわかりやすい日本語、どっちがいい?もちろんうまくてわかりやすいのがいいのだけどね。

 

 

日本酒でいったら大吟醸のような、研ぎ澄まされた訳文を作りたい。

精進、精進です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

省略多い!

(今日のムフフ)

炭治郎の役、やれないかしら〜。あともうちょっと若いときなら適役だったと思うんだけどなぁ。さすがに20代も後半になってくると、子どもの役は無理かなぁ。ピアスもできるし、ピッタリだと思うんだけど。

 

きゃー!これを書いている途中で、Smile Up! Projectになんと「R様が自宅でホットケーキを作る」という動画がアップされた〜!まだYou Tubeにはアップされていないようで、リンクできなくてゴメンナサイ。ぜひぜひご覧くださいね〜!えっ、牛乳の代わりに豆乳?

いろいろツッコミどころ満載だけど、素晴らしいです!ふ〜ん、キッチン家電は黒で統一しているのね。すべてがおしゃれですね!ん?涙ボクロ描いてる?

 

 

 

 

 

さて、今日は自粛期間中の毎週のお楽しみになった「娘晩ごはん当番」の日。

この時間を英語の勉強に使おうと決めていたので、まずはラジオ講座を聴きました。5月号のテキストもそろそろ買わないとね。

 

で、φ(..)メモメモ

翻訳に役立ちそうな気付き。

 

高校生からはじめる「現代英語」4月号

最初のトピックから。

見出しの

 

Shuri Castle rebuilding fund

raises over $3 million

 

はい、どう訳す?

ゆっくりやっていきましょう。

 

まず、話の要点を短く伝えるツールである「見出し」には、省略があるとのこと。

省略されている単語を補うと

 

A fund-raising campaign for rebuilding Shuri Castle has raised over $3 million.

 

となるそう。

 

主語のShuri Castle rebuilding fund はそのまま訳して「首里城再建募金」で良いのだけど、

a fund-raising campaign for rebuilding Shuri Castleの意味ですよね。

逆にa fund-raising campaign for rebuilding Shuri Castleと英語で書いてあっても「首里城再建募金」と短く訳すのが良い場合が多いでしょうね、ビジネス文書などでは。簡潔さが求められるので。

 

今回なるほどと思ったのは、raisesとされているところが本当はhas raisedなのだということ。こんな省略の仕方があるんですね。

 

「首里城再建募金で300万ドル以上が集まる」

 

というのが日本語訳で、「集まる」ってなっていると、現在形をそのまま訳したかのようですが、なんだろう、集めていった結果として今300万ドル以上が集まっている状態というニュアンスかな。現在完了形だとね。

そして、無生物主語のShuri Castle rebuilding fundをそのまま「首里城再建募金が300万ドル以上を集める」とするのは直訳ですのでNGですね。「募金が」集めたんじゃないんですよね、日本語だと。「募金で」集まったということなんですよね、言いたいことは。まあ、英語は無生物主語が多いです。あまりに多いと訳すときにそのままにしたくなることもあるし、そのままにしている訳例もあるけどね。

 

さて、テキストでは「首里城再建募金で300万ドル以上が集まる」が最終的に

 

「首里城再建へ支援金3億円超え」

 

となっています。ワオ!

 

ところで、over $3 millionの「over」ですが、厳密には「以上」ではないです。「超えて」いる状態です。このあたりは技術文書なら厳密に訳すところですが、日本語では「以上、以下」の表現を使う方が多いんですよね。「未満、超」を使うと文章がぎこちなくなったり。

だから、どちらでもそんなに意味が変わらない場合は「以上、以下」を使うことがありますね。厳密さを必要としない場合には、ですけどね。

最終的な訳の「3億円超え」っていうのはこれで厳密な意味もあっているし(3億円としているのが厳密さを欠いてはいますがね、レートは変わるしね、でももともと日本からの情報?そこらへんは不明です)、「〇〇超え」という言葉で止めている感じが見出しっぽくていいですね。

 

最低でも

 

「首里城再建募金で300万ドル以上が集まる」

 

までは持っていき、できれば

 

「首里城再建へ支援金3億円超え」

 

みたいな訳にしたいものですよね。

 

 

またこのシリーズの次回(ブログでの)があればご紹介したいのですが、いろいろ省略されている英文というのは多いみたいです。そのことを把握していないと、省略された原文に引きずられたり、なんだ間違っているじゃないかと怒ったり(?(笑))、悩んだりしてしまいますよね。

 

教科書英語ではなく、本当に出回っている英語について、もっとよく知りたい。

そして訳をストンと決めたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

anyの訳し方

こんなタイトルをつけてしまったら、もしかしたらいろんな人がこのサイトを訪れるかもしれないからちょっと怖いのだけど^^;、自分への覚書として。

 

今日、anyの訳し方でちょっと悩みました。anyにちょっと戸惑ってしまったのです。「いずれか」と訳すべきなのか「すべて」と訳すべきなのか。内容的に2つのうちのこちらだろうと思えたのですが、感覚的に理解したかったので、ちょっと調べてみたらこちらのサイトが非常にわかりやすかった(→)。

 

ふむふむ、anyは肯定文だろうが否定文だろうが「これも、これも、これも」という感覚。条件文でもそういうことですね。なるほど。このニュアンスさえわかれば、後はその情景に日本語を当てはめるだけで訳文は完成します。

 

「情景を日本語に当てはめる」ためには、まずは正確に英文を理解してその情景をありありと心のなかに浮かべなければなりません。正確に英文を理解するって、難しい。筆者は何を言いたいのか、ということを正確に把握することに尽きるのですよね。

 

ぐるっと一周して、やはり英語の読解力をもっと深めたいと思っています。読解力は正確で的確な訳文作成の一番の元になるものです。それなしでは、「なんとなく読んでいけるけど(日本語がきれいだったり)、本当に原文の情報が過不足なく伝わっているのか疑問に感じるような訳文」になりかねないですね。

 

ネイティブにはなれないけど、勉強によって少しでも言語間のギャップを埋めていきたい。だからといって「肯定文でanyならこう訳す」みたいな学習法は、暗記が得意な年齢をとうに過ぎている当方には無理。なので「ニュアンス学習(?)」をやっていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怖い話

治験翻訳講座で一緒に学んだ仲間たちに久しぶりに会いました。

メンバーのお一人が某製薬企業で翻訳を発注する仕事をされていて、ソースクライアントの立場での意見を色々と聞くことができました。 一番驚いたことが、翻訳はちゃんとできていてもレイアウトなどが指示通りにできていない場合、そういう翻訳会社とはお付き合いしたくないという意見を聞いたことでした。 また納品が遅い会社があるという意見も聞きました。

翻訳者はもちろん、翻訳会社の要望に沿う形で訳文を作成するのですが、その後の工程でソースクライアントの印象は大きく変わるようです。

本当にびっくりしましたが、付き合いのある翻訳会社がソースクライアントからどのような評価を受けているかということが結局は重要で、信頼されていない場合は当然ソースクライアントからの受注量も減るわけです。そういう意味でシビアな目で取引先を検討しなければならないですし、やはりリスクを減らすために複数の会社と繋がりを持っておくことが大事かと思います。

 

 

会食の場所はルクアのポンテベッキオ。ワインもお料理もおいしかったのだけど、話に夢中で写真が最後のデザートだけになってしまいました。

 

 

今回の話題はやはり機械翻訳のことが中心で、これからはポストエディットを視野に入れなければならないことが現場からの意見でもよくわかりました。 機械はうまく使えばいいと思いますが、問題は、最終的に使用可能な文章に仕上げる能力をどれぐらい評価していただけるのかということになりそうですね。優秀な翻訳者は絶対最後まで必要とされると、先生にも言われましたが、果たして自分のキャリアが終わるまで自分はこの業界で通用するのだろうかと考えてしまいます。

 

少し前に同業者で集まったときには「私たちは逃げ切れる」という意見が多かったのですが、本当にそうかな?

これまで以上に危機感を持って仕事をしていきたいと思います。

GWの働き方とギブ・アンド・テイク

(今日のムフフ)

グループAのワクワク学校にR様のグループが参加することになった。まあ、当たらないだろうけど、当たったらうれしいな。化粧品のCMが素敵すぎて、思わず次のサンデーモーニングを録画予約したけど、今度も放映されるかしら。年号が変わっても変わらず応援するわよ!

 

 

GWは休もうかなと思ったけど、相談された案件がGW特別価格(?)だったので、無理のない範囲(GW中に3日ほどの稼働でたぶんOK)ならまあ稼いでおこうか、と引き受けました。

その後、別会社からも相談があったけど、無理してまでやることはないかとお断り。私が1社に絞り込まない理由はそういうところ。常に比較してこちらが選んでいかないと、最終的には搾取されてしまうような気がして。比較することで長所や短所が明確になるしね。選ばれる者、そして選ぶ者になりたい。気がいいだけではやっていけない。それだとこちらからの感謝が生まれない。そして、決して欲しがるだけではなく、自分は相手に何を提供できるのだろう、どういう関係を作っていくのだろう、と考えること、それが大事かなと。自分は大事。だから相手も大事。その反対は悲しい。相手から搾取することばかり(つまり自分が得することばかり)考えていたら結局何も残らなかったりするのですよね。世知辛いことばかり考えている会社や人とはあまり合わないので、自分も相手も大切に思う会社や人と主にお付き合いしたいなと思っています。

 

 

仕事を抱えながらのGWではありますが、フリーランスの良さを活かして、休みたいタイミングでGW後にまた休もうと思っています。なんやかんやいって、仕事以外のこともいっぱいしているし、今の生活に結構満足しています。

 

 

 

飽きるほど

(今日のムフフ)

え?「アジアで最もハンサムな顔2018」にノミネートされたって?同じグループから2人もなんてすごいね!まあ、当然私はR様推しだけど。そんなものが本当の指標にはならないのかもしれないけど、注目されているってことはいいことだよね。あの顔を自分では決して見られないというのはかわいそうなくらいだよ。自分が思っている以上にすごいからね(って私もほぼ映像でしか見たことないからおんなじか)!

 

ウクレレ教室、発表会が迫っています。今回は先生担当の各教室のメンバーが揃ってやる「戦場のメリークリスマス(ちょっと季節は終わりましたが)」といつもの教室のメンバー3人だけでやる「スマイル」。スマイルはチャップリン作曲だったのですね。真央ちゃんのエキシビションでも使われていた曲です。そして、そのシンプルな曲をウクレレ2人とピアノ(私)1人でやることになりました。ピアノアレンジは完全に自己流。いやあ、勉強になりますね。クラシック一辺倒だったから、コードとかが特に勉強になります。

 

先日の教室でメンバーの1人が「暗譜のコツってありますか?」って先生に質問したところ「その曲に飽きること」と先生がおっしゃいました。その極意は、その曲に飽きるほど弾きこめば、自然と暗譜してしまう、飽きた頃には覚えている、というもの。うん。言い得て妙ですね。

 

翻訳にも同じことが言えるのかなあと思います。いつもの案件は別として、新しいものは、どんどん訳していってもう飽きてきたなぁというくらいにやっとこなれた訳文になったり。その感覚で最初の頃に訳したものを見直すと、いろいろと手直ししたくなってきます。だから分納は、慣れた案件ならいいけど、基本的にはしたくないですね。今は3週間くらいの案件の、山で言えば約七合目にいるのだけど、その頃になると、次にどういう展開の文が来るのかある程度読めるようになってきます。そうなると、翻訳のスピードも上がるし、こなれた訳文になる。そう、飽きた頃にね。

 

案件をもらった時点で、全部に目を通すという方法ももちろんあるのだけど、細かく訳していかないと見えてこない世界というのもあって。だから、下訳を作ることはしないけど、最初からパーフェクトは目指さずに始めることが多いかな。自分がどんどん成長していくから、成長した自分は、最初に訳したときの自分とはもう違っていたりもするのです。過去の自分は信用せず、今の自分、これからの自分を信じたい。

 

だから、訳文の見直しはすぐにはしません。単語レベルでの見直しはその都度やって、全体的な流れとか、言い回しの修正は最後にやります。その時間は、1ヶ月の案件だと1日くらいでしょうか。そこが実は一番楽しい。文章そのものについて一番考えられるから。音楽で言えば、楽譜を見ることなく、音だけに集中できるというのかな。そんな感じです。

 

自分の文章は自分の作品だから、自分の書いたものを読むのがすごく好きなんです。だからブログは、書くのは早いのだけど、その後何度も読みたくなるから時間がとられちゃう。そう、鏡を覗き込んでナルシストになることはないけど、自分の作り出すものは、文章に限らずなんでもず〜っと眺めていたくなるんですよね。そこに自分の美意識をいっぱい詰め込んでいるときは特にね。

翻訳考

(今日のムフフ)

ここ1年半くらいのR様のTV出演の映像を見返してみると、グループAメンバーとの共演がちょこちょこあって、その当時はそのメンバーたちが「なんだか暗いな」とか「なんだか他人事みたいなコメントをするな」と映っていただけだったけど、今思えば自分たちの胸にそんなことを抱えていたのね。R様しか見ていなかったから気づかなかったけど、いや、ファンの人たちも誰も気づかなかったんだよね。この隠していた期間がどれだけつらかったかなと思う。

もしかしたらR様だってグループとして活動するのが後10年くらいかもしれない。いや、もっと短いかも。それどころか永久に見られなくなる可能性だってある。そう思うとライブ1回1回が貴重なものに思えてくる。

何事も永遠に続くということはなく、諸行無常なんだよね。一瞬一瞬を生きるしかないんだよね。

 

 

ブログの更新が滞っていました。日常のことはほとんどインスタ(アカウント:athomepart2)にあげているので、なかなかブログまで回らないのですよね。ブログの位置づけが、「文章を思い切り書きたい時のもの」になりつつあって、そうなるとスマホではなくキーボードで打つ方が楽なので、PCの前に座っていなきゃいけない。でも、仕事が終わるととりあえず机から離れることにしているので、ブログを書く機会が失われがちなのですよね。

 

 

ブログを書くことは自分にとっては娯楽の1つなのだけど、それ以外にもしたいことがありすぎて、なかなか時間がとれないです。また、ブログには決意表明的なことを書くことが多いけど、思うだけではやったことにならないと常々思っているので、机上でごちゃごちゃ言う暇があったら行動に移したいから、あーだこーだと言っている時間がなくなってくるのですよね。

 

そんなわけで、なかなか書けないブログですが、書きたいなと思うことはよくあって。昨日は入浴中にああ、これ書きたいと思ったことがあったので、久しぶりに書いてみようかな。

 

ずばり、仕事の話というか翻訳について思うことです。

 

仕事のなかにはいつもの案件というのも多く、その場合は頭の使い所がどちらかというと原文の情報を正確に把握するということになるのだけど、なかには自分の翻訳欲を刺激される案件もあるのです。

それは、どうしたらこの情報をこの読み手に簡潔で明快に伝えることができるだろうか?と考え続ける案件。

同じ翻訳でも、原文に忠実に、なんなら直訳ベースで訳したほうが良い場合と、内容をくんだうえで、ある程度意訳になってもかまわないから読みやすさを重視する場合とがあり、そのどちらかというわけでもなくどれくらい崩すべきか、というさじ加減が非常に大切になってくる。その際、考えるべきは読み手のニーズに合わせるということ。お客様あっての仕事ですから。だから、想像します。この文書はお客様がじっくり読み込むものなのか、それとも情報を拾う程度に読むものなのか。

自分の翻訳欲が刺激される案件は、どちらかというと後者で、「きっとお忙しいだろうお客様が目を通したときに、内容がすーっと頭に入るようなものにしたいなあ」と工夫したくなるのです。

 

そういう場合は、原文の構造、動詞や名詞などの品詞については無視します。つまり、英語でこう書かれているから直訳するとこうだよね、ということから離れて、この内容を日本語で伝えるにはどういう文章がいいかを瞬時に考えます。英語独特の表現、日本語独特の表現というものがあるので、原文にひっぱられていたら「こんな言い方日本語ではしないよね」という文章になってしまいます。とはいえ、創作してはいけないので、原文を等価で訳文に移さなければなりません。そこが翻訳の肝であって、直訳できるのは当たり前、そこから先が腕の見せ所なのですね。そして、その作業が本当に楽しい。自分の言葉を紡いでいくという作業が延々と続くのですから。

 

実務翻訳の場合は、基本、シンプルイズベストで、無駄なものは削ぎ落としたほうがいい。英語はくどい表現が多いので、バッサリカットする「勇気」が必要です。実力だめしの意味で今でもたま〜にトライアルを受けるのですが、駆け出しの頃は安全策を取ってわりとていねいな表現にしていた訳文を、最近ではバッサリシンプルなものにして提出しています。まあ、不合格になったことはありませんね。押さえるところは押さえているということでしょうか。

 

翻訳の作業中は、さあ、この文章をどう料理して提供しようか、とワクワクします。凝りすぎると時間がかかるし、そのせいで独りよがりな文章になったりもするので、そこは控えめに。あくまでも黒子ですから、「そういえばこの文章読みやすかったなあ」とじんわり思ってもらえるくらいで上等。いや、文章のことについて考えさせないくらいがいい。「凝った表現だよねぇ」なんて思われると失敗に近いかも。そのあたりもすべてはお客様のために。それが仕事ですね。

 

そういえば、最近参考になったのが、受験英語の勉強真っ只中の次女が言った言葉。「カタカナ表記にすべきかどうか迷ったときはおじいちゃんやおばあちゃんがその言葉を使っているかどうかで判断する」と塾で習ったそう。なるほどね。うん、でもそろそろ私たち世代がおじいちゃんおばあちゃんになってくる頃だよ〜(泣)。そういう意味では自分がその言葉を日常で使うかどうか、なんだけど、一般的に使われているかどうかの判断がまた難しい。自分は使うけど、そんなの周りで使ってる?って考える必要がありますね。まあ、あくまでもこれは一般的な文章に当てはまることで、普段の仕事のほとんどは読み手が専門家なので、その心配はありませんが。

 

趣味ではなく仕事として翻訳をやっていることの喜びを自分はひしひしと感じます。翻訳でなくても、仕事というのはそういうところに喜びがあるのかな。相手が必ずいるというね。だから、どうなんだろう、ムフフ話に戻るけど、仕事のありがたみというのはなくして初めてわかるのかもよ。R様はすでに、この世界でないと生きていけないと覚悟を決めているし、自分の能力を活せる場所があることのありがたみをわかっているような気がするなあ。先のことはわからないけどね。でも、自分を過信していると大切なものを失うような気がします。貪欲なのはいいけど、謙虚さも必要なのかなあと。まあこんなことを思うのは一部の人(もしかして私だけ?)で、自分の中での仕事というものの位置づけは人それぞれだから、外野がどうのこうのいうことではないのだけどね。

 

関西がんばれ!

昨日、PARP阻害薬が発売された。

PD-1抗体薬で10年は食いっぱぐれることがないなと思っていたが、PARP阻害薬もそれに続くかな?

大手製薬会社が次々と東京に本社を移していくなか、大阪本社の会社ががんばっている。大阪出身の私としては、当然応援したくなる。だから、これらの薬剤の案件には2つ返事で対応する。

 

軽々しくは言えないが、エイトもがんばって。今朝、IちゃんとからんでいたOくんを見て、胸が痛かった。あんな思い、R様にはさせたくない。でももしかしたらR様だって、脱退や退社することがあるかもしれないもんね。なんとも言えない。そういえば、こないだ「ねえ、娘さんの娘さん(つまり私にとっては孫)が年齢的にはR様と結婚する可能性(あくまでも年齢的にですよ)あるよね」と言われプチショック。祖母としてR様の結婚式に参列するって?それだけは勘弁。あれ、「今日のムフフ」が最後にきてしまった。

小さく分ける

普段の2倍量の仕事をこなしており、いつも時間に追われている感じがしていた今日このごろ。1日の終わりに「まだまだ残っている」という焦りが募ってきたので、思い切って(本当はいつもやるべきかな)1日目標量を設定し、それを目指して作業を進めた。

結果、無理かなあと思っていた目標をとりあえず1日目は達成。おお、この達成感。余裕のスケジュールのときは、気分に合わせて作業しても納期までに間に合うという確信があるため、気が楽だったが、ハードなスケジュールのときはやはり「細分化」が精神安定のために大切だなと実感。

もちろん「1%の可能性を100%信じて」がんばったよ。ちょっとオーバーだけどね。