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「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし |
(今日のムフフ)
R様の新しいドラマは9月からだそうで。
それまで仕方ないから「不時着」楽しんでいたわよ。ええわぁ。また韓流にハマりそうやわ(笑)
最近、ここ数年で一番なくらい心が穏やかで。
理由は自分でもわかっていて、それはまあ、大げさに言えば道が開けたということ。
自粛期間に本をいろいろ読んだのがよかったです。
ブログにまとめようと思いつつ、仕事以外で机に座ることを極力避けていると、どうしても後回しになってしまって。
遅くなったけど、読んだ本とともに心の変遷を少しずつ書き留めてみようかと思います。
読書感想文をすぐに書かないのは、次から次に書いても、次から次に読むから、本当に自分が変わるところまで影響を受けた本になるかどうかはしばらくたたないとわからない、ということがあるから。
なので、今でも「ああ、あの本だったな」と思えるものだけをピックアップします。
仕事しなきゃ、家事もしなきゃ、家族や友だちとの時間も大切に、自分磨きも…、なんてやりたいこと、やらなきゃと思っていることがてんこ盛りの気持ちを沈めてくれた本。著者はFACEBOOK創業者のお姉さん(だったかな?)。
毎日3つだけテーマを選んでそれ以外は別の日にやりましょう、罪悪感を抱かないようにしましょう、ということが書かれています。
この考え方には当時、大いに救われました。全部をいっぺんには無理、だから毎日どれかだけ。それさえやればOK!
今でも「ああ、今日は何もできなかったなあ」と思ってしまいそうな就寝時に「いや、でもあれとあれはした、だから十分」と思えます。
この本自体はよかったのですが、これを読んだあとでも、まだ心穏やかではなかったですね。
さて、次の本は、
いやあ、これは衝撃を受けました。
お金って増やしたくないですか?
でも、お金を減らす、つまりお金を使う意味って考えたことなかった。
とりあえずお金はあればあるほどいいしって。
完全に間違っていたなと今では思えます。
その、お金の減らし方、なんですが、完全な自己満足に使うのが一番いいようで。
つまり、SNSにアップしなくても、人に自慢しなくても、満足できる使い方がベストということです。
これは考えさせられましたね。
自分が一番満足できるお金の使い方って何なんだろう。
これはお金だけではなく時間にも当てはまりますね。
とりあえず、これを読んでからインスタグラムへのアップ頻度は減りましたね〜。
あと、インスタにあげるから、これしよう、これ買おう、これ食べよう、という考え方をやめました。
結果として相変わらずインスタにはたまにアップしているけど、そちらが目的ではない、という感じですね。
そういえば、『すべてがFになる』ってドラマで観たなぁ。この人が作者だったなんて。
私、何がしたいんだろう、何が欲しいんだろう、ってもう一度考えさせられました。
次に読んだのは『15分あれば喫茶店に入りなさい。』
2010年出版で少々古く、ツッコミどころもありますが(女性が読むと少々カチンとくる箇所あり)、自宅でもなく職場でもないサードプレイスを持とう、という考え方がよかった。
これを読んで、スタバに行きたくなりましたね〜!
齋藤先生の著作をもう少し読んでみようと、次に買った本がこれ。
50歳からの生き方指南ですね。なるほど、と思うところが多かったです。1周目と同じことを追い求めるのではなく、違うことを違うやり方で。そうか、今は2周目の始まりだなと思うとなんだかワクワクしてきました。この本はよかったですね〜!
この本のいいところは、参考書籍を紹介してくれるところで、その中から買ったものがこちら。
いやあ、これはよかったです。私のようなせっかちタイプには特にね。著者も以前はせかせかタイプだったそうで、親近感も持てますし。
早速何をするにも呼吸をして、ていねいにやるようにし始めたら、大げさかもしれないけど、人生が変わるほどの変化!
ああ、私ってなんて交感神経優位で生活してきたのだろうと反省しきり。
つい焦ってしまう夕食準備も、あえてゆっくりと始める。別にわざと作業を遅くするのではなく、気持ちをゆったりと保つ。それだけでいろんなことにストレスフリーになるのです。
最後に紹介する本は、書店で見かけて、この手の本はもう買わないと決めていたのに、なぜかどうしても気になり買ってしまったもの。
いや、ありえないから、家事で自分の機嫌を取るなんてさ、とアンチな立場にいるはずだったのに、なぜだろう、これにも衝撃を受けて、また大げさだけど、人生が変わった。
家事って必要だけどできればやりたくないもの、って思っていませんか?
私はそうでした。誰かやってよと。なんで私がやらなきゃいけないのと。私には家事以外にやりたいことがいっぱいあるのよと。
ところが、この本を読むと、そんな気持ちがどこかに飛んでいってしまいます。
ここで紹介されている方たちのVlog(?Youtubeのブログ)がもうたまらない。それを観ているだけで不思議と癒やされ、ああ、家事しようかなと思わされる。
そう、ゆっくりとていねいに、副交感神経優位な状態でね。
それだと疲れないのですよね〜。瞑想しているような。癒やしが得られたりして。
道が開けた、というのは、これらの本を読んで、日常生活に楽しみが見つかり、やりたいことがどんどんできて、欲しいものも増えて、でも、それは決して派手なことや、人に自慢したいようなことではなくて、しみじみ自分が満足できること。
子育ての慌ただしい時期から次のステップへ。これからが本当に自分を愛でる時間。ああ、楽しみ。そう思えるようになりました。
毎年夏は、自分を緩めることにしています。
できるだけ、仕事のスケジュールに余裕をもたせ、根を詰めて作業せず、休憩をたっぷりとり、難しいことは考えすぎないようにするのです。
夏は休むもんです!
でもまあ仕事しているだけエライよ、と自分を褒め、「ゆるだる」な感じを許すのです。
結局成果は他の季節と変わらなかったりもするので、普段からこれくらいリラックスして仕事してもいいのかな、とも思います。
お盆をはさんだ案件に着手する前にすこし一息。ブログ書きで休憩です。
先日、オーディオブックというものを試してみました。
「同業者あるある」なのですが、もともと本好きが高じて翻訳を仕事にしているのにもかかわらず、仕事のしすぎでアフターファイブ(死語?)にこれ以上活字を読むのがつらくなる。無理して読むと、つい熱中し、眼が疲れるのですよね。
でも、本は読みたい!もうこうなったら聴いてやろう、という発想です。
キンドル本は設定すれば音読してくれますが、自動的な音声ですので、一度きちんと音読されたオーディオブックを試してみようと、ベストセラーのこの本のオーディオブックを買いました。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする 単行本(ソフトカバー) – 2014/11/19
まず、オーディオブックの感想ですが、読む(聴く)のに時間がかかります。この本だと6時間はかかります。読んだら1時間(もっと短いかな?)くらいで終わるのにね。
また、本のなかの図などは聴けません(当たり前?)。図は別途ダウンロードする必要があります。この著作の場合それほど図は多くないし、電子本の立ち読み範囲で見ていたので「ああ、あの図か」とすぐにわかったからよかったのですが。
聴いていると、なぜか「非常に眠くなります」。まあ、この感想は私だけかもしれませんが。人の声が心地よすぎてリラックスしてしまうのですよね。決して内容が眠くなるようなものだということではないです。
巻き戻しや早送り、途中停止や別の章を聴くことなんかはできるにはできるのですが、本(オーディオブックではない本)のページをめくるよりは面倒ですね。本だとある箇所で止まってじっくり考えたり、逆に読み飛ばせるところはどんどん進んでいくことができますが、そういうことは難しい。
このようなオーディオブックの欠点(個人的にですが)は、裏を返せば長所にもなります。本の場合、情報だけ取ろうとしてついいつもの癖で速読してしまうと、本の内容にじっくり触れることができなかったりします。眼も疲れるし、たぶん脳も疲れます。オーディオブックを聴くと仕事とは違う部分を使っている感じがして、いろんなところが休まります。また、音読を聴くということは翻訳にとっても非常によいトレーニングになります。句点の打ち方、節のまとめ方など、要はリズム感が身につくのですね。良書に触れると自分の文章力が向上するような気がします。もちろん翻訳本の場合は訳者の技量が物を言うので、すべてがお手本になるわけではないかもしれませんが。
さて、オーディオブックとしての感想はこれくらいにして、本の内容についての感想です。
ベストセラーだけあって、非常に示唆に富む内容ですね。
まあ一言で言えば
「より少なく、しかしより良く」
を目指すということですね。
このような考え方は断捨離でも馴染みがありますが、また別の切り口で語ってもらうと自分の中に染み込んでいく感じがしました。
しかし、betterはbestではない、bestだけを追求すべき(確かこんなことを言っていたような)、という考え方にはハッとさせられましたね。90点以下は採用しないって?ふむふむ。そうか、90点以下を採用していると、その分、次に90点以上を採用する余地がなくなるのね。クローゼットの例え話が出てくるのですが、大好きではない服でクローゼットが埋まっていると、大好きな服が入るスペースがなくなるのですね。それは時間に置き換えても同じで、「まあいいか」とどうでもいいことをしてしまうと、その分本当に大切なこと、好きなことをする時間がなくなるのですね。
つまりすべては有限だということ。有限のなかに何かを入れてしまえばその分余地がなくなるということは自明の理。でも、私たちはついついすべては無限だと思ってどうでもいいものやどうでもいいことを入れてしまうのですよね。
自分の時間を本当に大切にしたいと思わせてくれました。
どうでもいい仕事を「しないよりはましだろう」と引き受けてしまうと、その分本当にしたい仕事ができなくなるということ。
どうでもいい物事や人に「深く考えずに」関わってしまうと、その分、自分の好きなことをする時間がなくなってしまうということ。
もったいないから詰め込んでおこう、という考え方が実は一番もったいなかったのですね。
「上質思考」とでも呼べるかもしれないこの考え方は、とりあえず平均的なものはなんでも手に入る現代人が今一度取り入れるべきものなのかもしれませんね。なんでもいいのなら、もうあるのです。少なくともこの日本にいるかぎりは。「より多くより良く」は実は無理なこと。時間もスペースも有限なのですから。削っていくこと、削ぎ落としていくことはある意味人間の本能に逆らうことだから、放っておけば私たちはすぐに取り込もうとしますが、それを取り込むことによる「害」についてもっと考えていきたいですね。
「上質思考」、取り入れていきたいです。
オーディオブックで聴きたい方は、下記リンクからどうぞ。
眠れない夜にもおすすめです(笑)
秋になって少しのんびりとしています。
夏に思い切り仕事をし、一段落していろいろと考えることがありました。
思い切り仕事をするのって楽しかった。楽しかったけど、やっぱり無理がありました。
なんといっても家事との両立、それが自分にはできなかった。片付けや掃除がどうしても後回しになってしだいにイライラしてきたのです。
家事のアウトソーシング、家族の協力、もちろんそのようなことは考えました。
でも、現時点で私のこの状況下では無理なことが多い。
ああ、どうしたらいいんだと悩みました。こういうとき、私は本をたくさん読んで解決策を見出すことが多いです。
この時期に読んだ本。
まずは初級編。わたなべぽんさんの漫画2冊。
「ダメな〜」は、以前立ち読みした後にお友だちに話したところ、その後お友だちはこれを買って、自分のバイブルにしようと思っていると言っていたのです。私も手元に置いておきたくて買いました。
「やめてみた。」はぽんさんの新刊。こちらもおもしろそうだなと思い購入。
どちらの本もぽんさんの内省がすごいのです。ありのままの自分を見つめ、そこから一歩行動するまでの過程が丁寧に書かれて(描かれて?)います。読むと、私もやれるかもと思わせてくれるので、自信のないときにおすすめです。
少し前向きな気持ちになったところで、次は中級編。
勝間さんのご自宅での断捨離体験が書かれたこの本。片付けのことだけではなく、おそらく「家事」にそれまで重きをおいてこなかった著者が「家事の重要性」に気づいて試行錯誤する様子が書かれています。勝間さん、最近料理もがんばっているのですよねえ。もともと得意ではないことを自覚しているからあくまでもシステマティック。間違いなく仕事で忙しそうな人から「家事の重要性」を説かれると説得力がありますね。何人たりとも家事からは逃れられないし、逃れないほうが幸せなのだとストンと腑に落ちたし、逃れられないのなら向き合っていこうと覚悟が決まった本でした。「ものぐさ」と「いいわけ」をやめる、ってグサッときませんか?
最後に上級編。素敵なライフスタイルを紹介してくれる本。
著者のみしぇるさん(ブログはこちら→☆)のご実家は禅寺らしいです。ミニマリストにはとうていなれないけど、その精神には惹かれるなあ。まあ、この本はご褒美本です。理想は高く、ね。
これらの本(ちなみにすべて電子書籍を購入)を読み、少しだけ前向きに家事をやるようになって、イライラは減りました。
さて仕事とはどう両立しようか。そのあたりの考察は、長くなったのでまた次に。
☆近所のショッピングモールに新しくできた紅茶のお店、エシュロンティーハウスでお友だちとランチ。
ムレスナティーをどんどん注ぎにきてくれます。
セットのサラダ。
私はカレーを注文。スパイスが効いていておいしかったです。
秋は紅茶もおいしい季節ですね。
各頭文字に該当する食材を食事に取り入れるだけ。
ま(まめ)=豆類
ご(ごま)=種実類
わ(わかめ)=海藻類
や(やさい)=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さ(さかな)=魚介類
し(しいたけ)=きのこ類
い(いも)=いも類
本書では、「まごわやさしい」料理を簡単に作る方法が紹介されています。
これらの食材に含まれる微量栄養素が非常に大切だということも論理的に説明されていて、その重要性を再確認させられました。
そして、ここが本書のキモだと私は思うのですが、「まごわやさしい」料理を作るために(食材の調達も含めて)1日1時間取りましょうとのこと。
「運動」についてはここでは詳細を述べませんが、これまた1日30分運動しましょう、というのが結論。
そして、料理と運動の時間をとるためにワークライフバランスを図りましょう、というしごくもっともなご意見が今の私にとって一番のアドバイスになったかと思います。
「栄養」と「運動」をおろそかにしていたら、結局仕事にも響くのですよね。もちろん仕事だけではなく、大げさに言えばQOL(生活の質)にも。
「わかっちゃいるけど〜」状態だった私に良い刺激を与えてくれる本でした。