「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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地に足をつけて
JUGEMテーマ:日記・一般
 昨日は治験翻訳講座の説明会に参加するため新大阪まで出かけた。
夏休みはなんだかんだいって、やはりじっくり自分ひとりで考える時間を持つのが難しかったので、なかなか今の自分の気持ちを整理できなかったけど、電車を待ちながらあれこれ思うにつれ、笑ってしまうほど自分は新しく仕事を始めたことに浮かれていたのだな、と気づいた。
まるで、ずっと好きだった人とやっと付き合えて楽しくて仕方がなくて、たまたま会えない週末が1回あるだけで、つまんなく感じてしまう。そんな感じだ。
先週新しい仕事がなかっただけで、とにかく気分がダウン。その状態はまさに恋人と会えない週末。もう、笑ってしまった。

そういう自分に気づいたら気持ちがすーっと楽になって、別に彼氏に会えなくても私は私、みたいに、新しい仕事をやっていなくても私は私、と思えた。何かがなくなるわけでもなく、今まで好きだったことが好きでなくなるわけでもない。

翻訳講座は大変ためになる内容で、刺激が多く、ますますこの世界にどっぷり身を浸したい気持ちになった。すぐには受講できないが、ぜひとも受講したい講座が見つかったのだから、先の楽しみができた。

この世界を知ってしまったら、前と同じ状態には戻れない。自分のベクトルがこっちに行こうよ、と私を誘う。
ただ、今まで大切にしてきたものを捨てることはない。
バランスはとても難しく、欲張りすぎたらどちらも中途半端になるような気もする。
自分を見失うことなく進んでいけたら。

今日はなぜか、最近おざなりだった掃除に身が入った1日だった。
今ここにある自分
JUGEMテーマ:つぶやき。
 今週は、新規取引先からの仕事が来なさそうだ。
週末に旅行を入れるからその間は仕事ができないとあらかじめ断っていた週も仕事はこなかったけど、それ以外は毎週仕事があった。
金曜日の夜ぎりぎりまでわからないけど、とりあえず今週は今までとは少し違う。
これまでのフィードバックをみたり、今まで勉強してきた資料をみたりして過ごした。
自分の実力のなさにほとほと気が滅入る。
今までは考える間もなく次の仕事だったから気づかなかっただけのようだ。
トライアル、ぎりぎり合格なのだから、こんなもんなのだろう。
こんなことで今さら落ち込むこと自体がおこがましい、ということはわかっている。
ただ、望む姿と現実との距離があまりにあるようで、高い山をみあげて立ちすくむばかり。
新入社員なんだから仕方がない、と言い聞かせてはいるけど。

今日、久しぶりに大好きな先生のヨガに行った。
ずっと金曜日は仕事で行けなかったのだ。
いつもいい言葉をくれるのだが、今日の言葉もドキッとした。
「今ここにある自分に意識を向ける」
「頑張り屋さんは前に前に向いてしまうんですね」

そういう言葉とともにゆっくりとポーズをとり、呼吸をしていくと内面の自分と少しだけ対話できたような気がする。
私は絶対前に前に意識が行ってしまうタイプ。でも過去をみないかというと、わざわざ過去のつらいことをひっぱり出してきて落ち込んだりもする。どちらも全然「今」に焦点があっていない。
翻訳のことで落ち込むのも、先のことを考えすぎていたからだろう。
今、目の前の自分は確かにここにいるのに、全然見えていない。

最近つらかったのは、翻訳のことで頭がいっぱいで、これまでの自分がどういう風に生きてきたかもわからなくなっていた点。
だから、翻訳の仕事以外の時間をどうやって過ごせばよいかわからなくなってきていた。
もちろん、今までやってきた自分の業務はこなしてはいるけど、全然心は入っていない。
私は今まで何をしてきたんだろう、と無駄に過ごした(かのように見える)時間のことを考えては落ち込む。
ああ、どうしたら今ここにある自分に意識が向けられるのだろう。
深刻に悩んでいるような内容ではあるが、実際は子育て中の主婦として相変わらずの生活を送っている。子ども関係の用事は次々に入るし、少し料理に手を抜いていると、「最近お母さんのから揚げ食べてないね」とか言われてしまう。「ハンバーグも食べてない」というけど、手帳で確かめたら2週間前に作っている。ただ、子どもたちの印象が「最近のお母さんの料理は(ますます)手抜き」ということなんだろう。
そういうことも含めて、まだ今の生活に慣れていない。
気持ちの面でもいろいろ揺らぎが起こる。
変化を起こすって、素敵だけどつらいもんだ。
変化に対応するのに時間がかかる。
でも、でも、変化しない、リスクをとらない、ってことは一番自分自身を牢獄に入れているようなものだから、徐々に徐々に生きる喜びのない人生になってくる。
つらいこともあるけど、間違ってはいない、自分に言い聞かせながら、この新入社員の日々が無事に終わることを願っている。
いつかこの文面を読み返したとき、笑える自分になっていたい。

娘がチョコとお茶をさしいれてくれた。
今まで私何をしていたんだろう、っていう質問に、ちゃんと家族に一生懸命だったじゃない、って答えられるように思える。
パソコンに向かっているから仕事だと思っている娘。
こんな風にありがたい家族に私は何ができるのだろう。
家族からもらうあたたかな心を栄養にして、花を咲かせ、実をならせたい。
走りながら
JUGEMテーマ:在宅ワーク
 お盆も終わり夏休みも終盤。
今年の夏休みは今までとひと味もふた味も違った。
新しい取引先との初仕事が7月の中旬にあり、それからほぼ毎週。
週末に白馬に旅行したとき以外は全部引き受けた。
お盆には親戚関係の行事もあるからなるべくそれにかからないようにそのときは3~4日朝から晩まで仕事。
今日も先週木曜日に入った仕事を納品した。
だいたい週のなかばに受注して、翌週あけての納品だから週の後半が新しい仕事をしている状態。
週の前半は今までの添削の仕事もあるし、新しい仕事に向けてなるべく時間を空けたいのでそちらも結構つめてやることに。

前に納品した訳文が、クライアントのHPにのっていた。
もちろんチェックは受けているがほぼ提出したときの状態のまま。
あまりに次々と自分の知らない内容の仕事が来るので、前に納品したものの内容はほぼ忘れている。
HPを客観的にみて、自分の訳文に頭を抱える。
こんなものでいいのかな。
不特定多数の方が見るページ。しかも見る人はほぼその業界のひと。
素人感まるだしのわたしの訳文。
あ〜、こうすればよかった、と後から思ってももう遅い。
翻訳会社さんからのフィードバックに目を通すたびに、次こそはもっといいものを納品しようと思う。
でも、十分に復習するまもなく次の仕事が来る。
そして、最後はHPにのってしまうのだ。

ただ、考えようによってはHPの情報そのものもどんどん更新されていくものだ。
私が訳した製品も、しばらくしたら古いものになる。
そういう意味では情報そのものに永久性はないし、少し割り切ってもよいのかな。
そう思わないと前に進めない。
完璧な状態、完璧な能力、そんなものを待っていたら永遠に仕事ができない。
もう、「走りながら武器を拾う」しかないのだ。
今は納期を守りながらできる限りの調べもの、推敲、チェックをしてから納品をしている。
それで許してもらうしかない。納期に間に合わせることが最優先だから。
出来る限りの調べものをしていると当然時間はかかる。
そういう意味では今は割に合わない仕事かもしれない。
ただ、この努力がいつか仕事で身を結ぶに違いないと思い、努力の出し惜しみはしていないつもりだ、というより自分がやりたくって仕方がないのだ、そういう調べものを。
なんといっても内容が楽しくて仕方がない。最新技術に触れ、その仕組みを少しだけでも理解し、人間って素晴らしいなあと思う、その時間が今の自分は好きだ。
走りながら拾うのだが、懸命に、懸命に拾っている、そういう状態で今は仕事をしている。
この年でこんなに青いことを思っているなんて自分でも不思議。
でも、よかった、やっぱり好きだと思えて。
今週の仕事にも全力で取り組もう。


やっぱり好き
JUGEMテーマ:日記・一般
JUGEMテーマ:ピアノ♪
 昨日はピアノの発表会。先週水曜日からまた仕事が入って練習もままならず。
いつも仕事は週明け納品なので、週末にかけて完全に仕事モードに入るのが今までのパターン。なので、本当はピアノどころではない。でも今回の発表会は、教えていただいている先生主催のものに初めて参加するので、ドタキャンはありえないし、これだけは出ておきたい。

なんせ、仕事はいつ合格するかわからなかったから、今までいろんな予定をたてていた。
先週も木曜日はアロマ講座、金曜日は発表会前の最後のピアノレッスン。
アロマ講座は来週の水曜日の夜にも変更できるけど、その時も忙しいかもしれないから同じことだし、行くことにした。
今まではアロマ講座に結構頭を使う感じがして、すごく気合いを入れて受講していたのだけど、今回はもう体から力が抜けて眠くて眠くて。とにかく仕事以外のことをしていると眠くてしかたがない。
金曜日のピアノレッスンも最後なのでなんとか受講。
そんなわけでいろいろ予定が入りながらの仕事。もう、金曜日の午後は栄養ドリンク片手に休もうとする頭をなんとか動かして仕事。どうしても細切れにしか時間が取れないから、用事以外はほとんど仕事状態。
夜10時過ぎに塾帰りの娘と仕事帰りの夫と3人でテレビを見て笑うのが唯一のほっとするひと時。

実は、前回の仕事で結構ケアレスミスをしていたのを発見して顔が蒼くなった。うまい訳文を作ることに時間をかけていたが、それ以前に最低限のチェックがおざなりだった。そこのところを反省して今回はあまりこだわりすぎず、ケアレスミスのない訳文を心がけた。

結果、仕事は土曜日の午後には納品できたので、だんだん短時間でできるようにはなってきた。

納品後は、さあピアノ、のはずが、半分頭はもうろう。でもかえって力の抜けた演奏ができるかも、なんて都合よく考えて自然体で臨んだ。

当日はなんとか弾き通し、先生からもほめていただいた。
自分としてもスタインウェイのピアノをホールで思い切り弾くのは快感で、特に今回のラフマは思い切り音を出せたので、気持ちがよかった。
弾く前は、もうこんな状態で発表会なんて絶対これから無理、と弱気だったが、終わってみるとまた出たくなる。技術の上達を目指すほどは時間がとれないかもしれないけど、無理のない選曲ならこれからも弾いていけるかも。
11月のピアノサークルの方も、状況が許せば出演したい。
まあ、自分しだいなのだけど。
もう少し仕事に慣れてくればこれほどプレッシャーのかかる日々を送らなくてもすむのかな。
なんせ、社会人1年生のような緊張感の今日この頃。
だいたい週明けの納品で、次の発注は今まで早くて水曜日の午前中なので、月曜日はほっとしてしまう。今週は今までの仕事もないし、本当にこの月火はほっとできる。

千代さんのドール講座で知り合った方からソーイングセットのオーダーが入ったのでそれもやりたい。あ〜、どうしたら千代さんみたいにしなやかに生きられるのか。
今後の大きな課題です。
白馬へ

JUGEMテーマ:日記・一般
 土日で白馬へ。今年の夏の家族旅行は海ではなく山のペンションへ行くことになりました。
天気は雨がちだったけど、初日はラフティング。
黄色いボートに乗って、犀川を下りました。
雨の影響でカフェオレ色の川でしたが、子どもたちも初めてのラフティング体験を楽しんでいました。







ペンションは白馬のSide Hill。部屋はコネクティングルームにして、全員ベッドで2部屋です。部屋からの景色。白馬は景色が北海道に似ている気がしました。
涼しくて、マイナスイオンたっぷり!






こんなかわいいサイダーもあります。娘がディナー時に頼みました。私はもちろんワイン。
スローフードを提唱しているオーナーのこだわりのディナー。おいしかったです。






ディナーの後は人生ゲーム白馬版で遊びました。

そのあと、今回のお楽しみ、ペンションの中のバーへ。ここのペンションはバーが売りなんです。
せっかく楽しもうと思ったのに、こんな時に限ってお腹の調子が。。。いっぱいだけ飲んで寝ることにしました。
卵がベースのリキュールを使ったカクテルを作ってもらい、おいしかったです。


翌日は、本当は八方に登りたかったけど天候が悪いのであきらめて、近場の景色を見に。ここは大出公園。白馬の絶景スポットと言われる場所。日本の美しさをとことん感じることができます。










五竜の高山植物園にて。ヒマラヤの青いケシ発見。きれいな色です。
高山植物の女王、コマクサも咲いていました。



テレキャビンからの風景。晴れていたらもっといっぱい見えるのだけど。
この後、安曇野までもどり、崖の上温泉に入り、パノラマ露天風呂を楽しみました。

ちょっと天気が悪かったけどリフレッシュできたこの2日間。また白馬に行きたいです。