「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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大阪にて
大阪でやっている「エル・グレコ展」をお友だちと見に行ってきました。
とても大きなサイズの祭壇画がやはり迫力満点。
色使いもスペインらしいなあ、なんて思いながら鑑賞。

子どもたちがカトリック系の幼稚園に行っていたので、題材についてもなんとなく理解できたのがよかったです。

















美術館の後は、リッツカールトンでランチ。
1階のイタリアンレストランに行きました。
リッツカールトン自体、行くのが初めて。
とても重厚な内装で、雰囲気がよかったです。
お料理の写真がピンボケでごめんなさい。
パンもおいしくて、あ〜ワインが欲しい、と思いました(笑)。

阪急デパートのディスプレイ。
阪急はやはり混んでいました。
特に食料品売り場。
目新しいお店がいっぱいで目を奪われました。






























阪急に新しくできたAfternoon Teaに行ったら思ったほどは混んでおらず。
アフターヌーンティーセットを満喫しました。
きれいなものをいっぱい見て、おいしいものをいっぱい食べて満足。
これで、また仕事がんばれそうです。

仕事の失敗の落ち込み、受験生の娘のこと、その他いろいろあるけど、そんななかで素敵な時間を持ったらいけない、ということはないですよね。
どんな状況にあっても楽しいことを楽しみたいな、と改めて思いました。



 
No pain, no gain.
 週末、土曜日は仕事を少し。
定期的な仕事の依頼が大量にあって、ぎりぎりの状態がずっと続いています。
でも、なんとか一つ目は終わったので提出。
まだ次々と控えてはいるけど、日曜日は仕事休み。
午前中は子ども会のハイキングの付き添い。
雨で、去年と同じく体育館でのゲームとビンゴ大会になったけど。
昼からはそれぞれに忙しい子どもたちを置いて、またまた夫婦でショッピング。
バッグや服など、いろいろ買いました。

仕事はすればするほどストレスはかかります。
締切に追われるプレッシャー、ミスがわかったときの落ち込み、いくら好きな仕事でも疲労感は多少あるし、時間がとられる分、家事などに余裕がなくなる。
あげればきりがないほどです。
でも、
かわりに得るものも大きい。
ストレスを避け続ける、という生き方もあるのかもしれない。
傷つきたくないから何も変えない、何も挑戦しない無難な生き方というものもあるのかもしれない。
でも私は欲しいものにむかって生きたいな。
何かに憧れても、指をくわえて棚ぼたを待つ生き方ではなく。
こんなもんだよ、と悟ったような生き方でもなく。
心に願望があるならば、それをかなえていくべきだと思う。
言い訳で押し込めるのではなく。
今日のタイトル"No pain, no gain."は以前にもタイトルであげていたかもしれない。
くじけそうなときに浮かぶ言葉です。
無傷では何も得られない。
私の場合、仕事でのストレスを完全にゼロにすることはできない。
でも、くじけず進みましょう。
ゼロにはできないストレスと上手に付き合うことも大切。
そして、得たものを大いに楽しみましょう。
苦しいときもあるけど、今の自分の状況は前と比べてすごくすごく進歩していると思う。
自分だけがわかる満足感。
ストレスの合間に自分の気持ちをいたわってやりましょう。





求められるもの
 先日のパワポ案件、依頼元から評価も含めてフィードバックをいただきました。
専門知識の高さがうかがえ、先方からも高く評価していただいたとのこと。
身に余るほめ言葉。
ただし、
ケアレスミスが数か所あったようです。
それは翻訳会社さんで修正可能な範囲だったとのことですが。
チェックをしたつもりが、完璧ではなかったのですね。
ミスに関しては、大したことはありませんでした、とはいってもらったものの、
その優しさに甘え続けるわけにはいかない。

翻訳雑誌を読んでいると、トライアルに受かる条件として、翻訳会社さんに労力がかかるような訳文はNGとのこと。
たかが数か所の修正とはいえ、全体から探し出すのは大変だし、この翻訳者はミスが多いとなると、ミスを徹底的に探すために翻訳会社さんに労力がかかる。
そりゃあそうですね。逆の立場に立つとわかる。

翻訳をやっていると、内容理解や専門用語、日本語としての表現に気をとられて、時間があるとそちらをもっと練り上げようとしてしまいます。
その作業が一番好きだし、それこそが翻訳とも思います。
ただ、商品にする場合は、ミスをなくすことが大切。
うわ〜、すごくうまい訳し方だな、と思われるより、ミスがないからチェックが楽だった、と思われる方がいいのかもしれません。
もちろん両方目指したいですが。
人間だから完璧は無理だし、そのためにチェッカーさんという存在があるとは思いますが、
定められた時間内での労力のかけ方は考えた方がいいのかも。
こちらがやりたいことではなく、むこうが求めているものを考える。
それが仕事というものですね。

今週は新しい仕事が週初めに入ったこともあって、なんだか日常生活がばたばたしていて。
夕飯作りもやっつけ仕事の無計画。
それが続くとなんだかイライラしてくるのですよね、自分が。
昨日は夕方にあわてないために、昼からおでんを炊いておきました。
夕方から塾に行く上の娘もつまんでいくことができたし、下の娘のピアノの送迎時に入ってきた仕事依頼にもゆったりとした気持ちで対応できました。
やっぱりこういうふうにしておく方が楽ですね。
精神的にもいいし。
子どもが小さいときは夕方から夕飯作りをすることはまずなくて、いつも早め早めに用意しておきました。
子どもたちが大きくなって、少し気が抜けて、ここ数年は夕方5時くらいから用意を始めて、あと一仕上げのところまでやっておいてから、余った時間にピアノの練習をしていました。
まあ、どれだけピアノの練習ができたことか。
今は5時から用意では苦しい。
覚悟を決めて、早めに支度するようにタイムスケジュールを決めてしまう必要がありそうです。
何か、今の自分にピッタリなやり方をみつけていきましょう。

こんな風に夕飯作りのことを考えるのは、娘たちに親として何ができるだろうか、と考えるから。
特に上の娘は受験生で、こちらも何となく緊張してしまう毎日。
娘に何がしてあげられるのだろう。
言葉での励まし、親としての助言、一生懸命生きている姿を見せる、和やかな場を設ける…いろいろ考えます。
でも、
そんなものは今の娘は求めていないかもしれない。
特に、娘に自信を持って言える言葉なんて、今の私にはない。
時代も違う、性格も違う、そして、私の知っている世界なんて所詮ちっぽけなもの。
正解を示すことなんてできない。
というわけで、もう、ご飯を作るっていうことしかないのです。やってあげられることは。
本当は今、自分は仕事に必死なので、「だれか作ってくれ〜」状態なのですが、そこでがんばることが親としてできることなのかな、と。
それだけしかできないから。

翻訳会社さんに対して、そして娘に対して。
自分のできることはなんなんだろう。
どうやったら少しでも喜んでもらえるのだろう。
相手の立場にたって、相手の気持ちをくんで、行動していくことができれば。
自分がこうしたい、という気持ちは少し奥にしまってね。



ふにゃける
 月曜日の朝に打診があった仕事。
今日の12時前に納品できてほっ。
内容的にはこれからチェックが入るのだろうけど、とりあえず担当の方から、短期間にもかかわらずレイアウトもきれいにしあがっていた、と喜んでもらえました。
パワーポイントのスライド案件で、アニメーションもあり、画像の上から訳文のテキストを張り付ける作業もありました。
パワポ案件を去年1回だけ受けたことがあって、その経験が活かされました。
その時はまったく初めてで、ほんと緊張しながらでしたが(汗)。
あれをやっていたから今回のができた。
今回はさらに初めての作業もあったけど、なんとかやりこなせたし。

丸二日間、外に出ていない状態。
昨日の朝、雨だから夫くんを駅まで車で送りはしたけど。
先ほど久しぶりに外にでました。
自転車をこいでいるとキンモクセイの良い香りが。
今朝の仕事メールで、「街にはキンモクセイの香りがあふれていますね」という季節のお便りをいただきましたが、ほんと今キンモクセイが花盛り。
うちの庭にもあるのですが、一本だから迫力はそれほどでも。
キンモクセイで生垣を作っているおうちなんか、ほんとによい香りでした。

太陽の光を浴びて、外の空気を吸い込んで、からだがふにゃけていきます。
次の仕事の納期もせまっているのですけどね。
ここ2日間、1日7時間は仕事していたけど、思ったより疲れていないです。
内容的にも興味深かったし、わりと理解しやすかったからかな。
これからもこの新しい取引先から仕事が来ればいいなあ。
といいつつ、毎日請けていた別の取引先からの仕事を2日間していないだけでなつかしい。
もう、完全に仕事人間?
100%ではないけど(苦しみもあるから)、仕事が楽しいっていうのはうれしいことですね。

さてさて、気持ちを切り替えて、おいておいた仕事を進めていきましょう。

Shopping & Tea Time
 土曜日は下の娘が行きたがっていたイオンへ。
買い物の後はコメダコーヒーでお茶。


イオンで見つからなかったものを探しに日曜日は夫婦で大津へ。

アフタヌーンティーでまたまたTea Time。
スコーンがおいしかったです。
そして、ここの紅茶は思わず「あ〜おいしい」と声が出るほどおいしい。
たぶん淹れ方ですね。

仕事モード全開だったのが最近クールダウン。
なんだか疲れも出てきて、ゆっくりまったりの週末。
ほんと、思えばこの状態になるまで気を抜くことがなかったのだから、少し一息いれましょう。
ちょうど、私が本気で翻訳の仕事を再開したいと思った時が2009年頃。
このころは実は業界的に超氷河期だったのですね。
いくつものトライアルを受験しては不合格。
実力がなかったことはもちろんですが、では今実力があるか、と問われれば自信がない。
でも、最近受けたトライアルの合格率は高いです。
もしかしたら受かりやすくなっているのかもしれない。

そんなわけでここ数年、苦しかった〜。
翻訳の仕事を得るまでは気を抜いてはいけない、と思っていたから何でも心から楽しんだり、自分に休むことを許したりできなかった。
とはいえ、いろいろやってはいるし、だらだらしてもいましたよ。
でも、自分の中では「こんなんではだめだ」とずっと思っていましたから。

きっと就活中の人たちと同じ気分だったと思います。
宙ぶらりんのそのつらさ、わかる〜。
スタート地点に立てていないもどかしさ。
あ〜、本当につらかったなあ。

だから、今スタート地点に立てたことがうれしすぎて、がむしゃらだったけど、少々疲れてきました。
ちょっと気持ちを緩めて、しんどすぎるスケジュールは組まないようにしましょう。
何も仕事だけが人生ではない。
そろそろまた趣味を楽しむのもいいんじゃない。

と、ここまで書いたところでなんと先日登録した新規の会社から翻訳依頼のTELが。
癌関係のパワーポイント案件。
これはなかなか手ごわそうだけど、当然引き受ける。
あ〜、言ってることと違う〜。
人生って不思議ですね。
力を緩めた時にまた向こうからやってくるのですよ。
タイミングがいいのか悪いのか。
でも、当然やります。
やれらせていただきます。
よし、力は抜いて。
どうか、初の案件、問題なくやり通せますように。



定常状態のありがたさ
 ここ数日、特にブログにのせるような出来事は何もありません。
細かい所では娘の友達がグループAのライブチケットをあてたので、娘も一緒に行けることになったことが我が家のニュース(笑)。
私自身は仕事の合間に読書したり、お気に入りのDVDを見たり、となんてことなく過ごしています。

仕事の方は、焦って効率化を図るのではなく、品質重視で納得のいくものを納品したい、という思いが強くなってきたので、ゆったり構えています。
少しだけスケジュールもゆるめにしました。

幸いなことに翻訳案件は定期的に(ほぼ毎日)依頼があり、これまでやってきた添削の仕事も毎月多量に依頼していただいています。
とりあえずステップを一段あがったこの場所をじっくり味わいたい。
今ここにあるものをたっぷりと感じたい。
また次に一段上りたくなる日が自然と訪れることでしょう。

だから今は目先のことにとらわれず、コンディションを整えることを最優先して。
今の自分にできる最高のパフォーマンス(仕事の品質)を出していけるように。
そして、それを少しずつでいいからレベルアップしていきましょう。
楽しみながら。
ゆっくりと。

今日もヨガの先生がいっていました。
「自分で自分を傷つけることはないですよ。(身体の)痛いのをがまんして、自分をいじめないで」と。
先生の言われることは身体だけではなく心にも通じるのです。
自分にとっての一番のいじめっこが自分になっていませんか?
過去の私はそうだったかもしれません。
つらいことにわざわざつっこんでいったり、自分がつらくなる方向に考えてしまったり。
もうやめましょう。
やめていいんです。
自分にとっての一番の理解者、支援者になりましょう。
自分をケアできるのは自分だけ。
まずはそこから。

自分がつらくなるように追い込んでいくエネルギーを、自分をいたわり大切にするエネルギーに変える。
自分という植物に、まずたっぷりの水を与えましょう。
そしてきれいな花が咲いたら、それが周りをも幸せにするんです。
だれにも遠慮はいりません。
太陽の光をたっぷり浴びて、いまここに与えられているものに感謝し、受け取れるものは受け取る、自分が無理なく与えられるものは与える。
自然な状態、楽な状態。
そうなったって、何も失わない。
それどころか意外なことにその方がうまくいく。
頭で考えるのはやめて、心で感じましょう。

秋ですね
コチュジャン味噌で麻婆ナスを作りました。 
お友だちにいただいたレシピ通りに作ったら、味わい深く、おいしくできました。いつものより大人の味で大満足。
ナスも秋の味ですね。
昨日の献立は、これになぜか焼きさんま。
カボスと大根おろしを添えて、あ〜おいしい。
秋の味覚をたっぷり楽しんでいます。
















昨日の夜入った仕事が今日の正午までなので、お仕事お仕事。
完璧なものを納品するのは不可能かもしれないけど、せめて誠意を見せたい。
焦らずもう一度見直す。さらにもう一度見直す。
そのひと手間が大事なんですね。

外は青空。
仕事がひとくぎりついたら、外の空気を吸いにでかけましょうか。
ホテルのバー
 土曜日は京都ロイヤルホテルで親戚とお食事。
そのあとバーに行きました。
娘たちはアルコール抜きのカクテルを。










私は、カクテルコンテストで優勝したという「フェアリーブレス」というオリジナルカクテルをいただきました。
ミントの清涼感のあとからココナッツミルクの甘い香りが感じられる夏向きのカクテル。
次は秋冬用のカクテルも考えておいてくださいとお願いしました。


とってもしっとりした雰囲気で、普段とは別世界を味わえました。

たまにはいいものですね。










日曜日は夫婦でアウトレットに行って買い物。
スポーツ用品を主に買いました。
私はスポーツクラブ用にウェアを2着。
さあ、新しいウェアを来てヨガに行くぞ、と思っていた矢先、先週の仕事のフィードバックが入りました。
もう、またやってはいけないミスをしている。
どうしてnoという単語が目に入らなかったのだろう。
この単語がつくかつかないかで意味は正反対。
その他の部分に気をとられすぎて読み飛ばしていた(涙)。

さらに気を引き締めて仕事していきましょう。
くじけないくじけない。
できるかぎりがんばりますので、翻訳会社さん、これからもよろしくお願いします。
いつもいつも心の中で叫んでいます。


焦る気持ちを手放す
 昨日は修学旅行に行っていた娘が帰ってくる日。
夕方学校まで迎えに行く予定にしていたので、仕事は夜7時からOKにしておきました。
これまではちょっとでも稼働可能な時間を増やそうとして例えば昨日なら夕方5時からOKにしていたと思います。
でも、この2時間を考えた時に家族にとっては貴重な2時間、そして仕事にとってはこれがなくてもあまり変わらない、と思えたのです。

7時までは仕事が来ないから、お迎えもゆったりとした気持ちでいられたし(ぎりぎりのスケジューリングだと、たぶんバスの到着時刻が気になっていた)、お疲れ気味の娘をゆったりとした気持ちで迎えることができたし、いつもあわただしかった夕食も、娘たちと3人でゆっくり食べられました。
そして、なぜか6時半に仕事の依頼。
まだ来ないだろうと思ってゆっくり食べていたから少々焦ったけど大丈夫。
今回は9時納品だし、分量も内容も大丈夫そう。
先日作ったマクロを使ってじっくり取り組みました。
分量と内容がタイトではないときは焦る必要全然なし。
でも今までは習性で焦っていたと思います。
今回は慎重に慎重に。
時間があるのだから高品質な訳文を納品したい。

8時過ぎには納品できて、帰宅した夫くんとプチ宅飲み会。
あ〜、この日は気持ちよく仕事できたなあ。
きっと品質も焦っている時よりいいはず。
詰め込みすぎて品質を落とすよりは、こういう仕事のやり方の方がいいなあ。
翻訳会社さんの方も、私の力量に合わせたものを依頼してくれているとは思います。
できるだけ要請には応えたいけど、まだまだ力不足。
だからちょっと余裕がないときは仕事を入れないようにスケジューリングするのがいいかもね。
幸いなことにスケジュールを常時やりとりして、稼働可能なときにだけ連絡をくれるシステムだし。
詰め込みすぎて、無理して分量だけ増やしても、長い目で見たらいいことはない。
焦る気持ちを手放して、今自分が心地よくやれる仕事のスタイルを選択しましょう。
それが結局はその先へとつながっていくのだから。


楽しいマクロ作り
 昨日の午前中に送られてきたフィードバック。
ダメ出しを見るのはほんとつらい。
ケアレスミスが見つかって落ち込む。
専門用語の調査も完璧ではなく。

どうしたらいいんだろう。
やはり翻訳メモリーソフトを購入すべき?
チェックするソフトも要る?
などなど考えていたら今の自分にできることが何もないような気もしてきて。

対策をじっくり考えてみることにしました。
ここでまたまた参考になったのが私のバイブル、特許翻訳者水野麻子さんの著書「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ」。
いっぺんにしようとしない。
できないと思ったらできない。
苦手な作業はやらないですむ方法を柔軟に考えるなどなど。
今、仕事をやっていて参考になることがいっぱい。
その中で、パソコンを使ってデータを見やすくするのも立派な(パソコンとの)役割分担、と書いてあって、よし、早速やってみようと思いました。

まず、今まで前処理としてやっていた原文を☆ではさんでおくという作業。
以前作ったマクロは完璧ではなかったようで、抜けてしまうことも多かった。
そのせいで最後に一括削除するとき訳文まで削除されて、結果訳抜けが起こるということに。

もう一度一から作り直してみました。
なぜだかわからないけど作り直した方はうまくいって。
さらに、その☆ではさんだ原文1文ごとに改行をいれていくというマクロも作成。
一気に原稿が見やすくなりました。
そして訳文を入力する作業も楽に。
1行空いているのでそこに挿入していけるのです。
今までかならず改行キーを押していた分が省ける。
わずかなことなんですけどね。
原文と訳文がきれいに並ぶと見直しもやりやすい。

さらに翻訳後のマクロも追加。
今まで使っていた「☆ではさんだ原文を一括消去する」というのはそのままでOK。
そのマクロをやったあとは改行だらけになる訳文の改行をいったんすべて消去してあらたに改行を一つ入れるというマクロを作りました。
これで格段に原稿が完成に近づきます。
今までは改行をいちいち削除していましたから。
まあ、これもわずかな作業といえばそうなんですけどね。

この後、ソースクライアントさんに合わせてフォント処理のマクロも作成。
意外とこういうのが複数の案件だと時間がかかる。
案件の数が多いと文字数の割にやらなければいけない作業が増えるから、できるだけ省力化したいですよね。

マクロをひととおり作り終わり、そのあとは一括置換用の用語集作り。
クライアント支給の用語集などをエクセルからテキストに移し、さらに今までのフィードバックからも自作用語集を作りました。
これを先日ダウンロードした「ぱらぱら」で使ってみる。
ちょっとまだ問題点は残るけど効果はありそう。
用語集を充実させて、「ぱらぱら」を使いこなすのが当面の目標です。

夕方の仕事に早速使ってみました。
今までの作業と違うところもあって最初は手間取るけど、うん、いい感じ。
これに慣れれば効果はかなりありそうです。

少しだけ、少しだけだけど前進。
自分の頭は全然信用していないから、頑張るっていう気合だけではケアレスミスは防げないことは分かっている。
だからパソコンに助けてもらいましょう。
そのためのほんの少しの工夫。
もしかしたら市販のソフトを購入したら一気にクリアする問題かもしれないけど、今は使いこなせないような気もして。
自分が欲しい機能だけ自分で少しずつ作りたい。
そのうえで、ソフトが必要なら買いましょう。
ソフトを買うこともいつも候補にはあがっています。
要は手段はなんだっていいんですから。
買った方がいいなら買うし、作った方がいいなら作る。
今この時点では作る方というだけです。

フィードバックをもらった後は正直落ち込みます。
やっぱり私にはこれ以上無理なんじゃないかとか、こんなに作業効率が求められる仕事にはついていけないのではないかとか、逃げ出したくなる自分もいます。
でもそんなときに思い出すのがピアニストの辻井さん。
先日テレビで彼がロシアに行ったときの様子を見ました。
辻井さんは、チャイコフスキーを深く知るために「白鳥の湖」を見るのです。
バレーを見に行って、見えないっていう状態はどういうこと?
私なんかはそう思ってしまいます。
でも辻井さんはすごく感動して、そのあとプリマとお話ししたりもするのですよね。
自分は見えないからほかの人のようにはわからない、なんて考えたこともない。
自分は自分の感性を磨く、自分は自分の成長をとげる。
これが(ほかの人とくらべて)できない、なんて考えない。
その姿にどれほど励まされるか。

仕事で落ち込みます。
でも、だから私には無理なんじゃないか、と思わないようにして。
ここにいる自分から出発して少しでも前に進めばいい。
そう思えるようになりました。