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「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし |
先週の月曜日に受注した案件をやっと昨日納品しました。
半年以上連絡のなかった会社だったこともあり、いろいろ手間取り。
そんな中、火曜日にはミズトラランチ会もあり、その後たくさんの方々がこのブログを訪れてくれて、水曜日のアクセス数は950超でした(たぶん過去最高)。
ブログにも書きましたが、私がリアルで同業の方とお会いしたのは先日の十六茶さんが初めて。
ブログ上で同業の方と交流を持ったのはリスノちゃんが初めてで、彼女のおかげでミズトラ会にも入ることができました(リスノちゃん、ほんとにありがとう)。
ほぼ同時期に素敵な出会いがあって、まだ夢を見ているような。
過去ログを読んでくださった人はわかると思いますが、私には翻訳の仕事を再開するまでに自分自身の心を深く見つめた時期があり、今でもそれは続いています。
怖いからつい逃げようとする心、最初から見ないことにして納得しようとする心、そういう心の奥底に、どうしてもごまかしきれない自分の本当の気持ちがあることに気づき、つらいけど向き合ってきた。
人間って弱いから、自分を守ろうとするのですよね。
少し前、「(翻訳関係で)外の世界から刺激を受けてきました」という内容のリスノちゃんのブログを読んだとき、ざわっと心が騒いだんです。
なんだかそれを読むのが苦しかった。
苦しいから、一回忘れようとしたんです。
でも、そのざわつきは、何かが自分の心に刺さった証拠。
私も翻訳者の方々と交流したいなあ、と心の奥では思っているから心に刺さる。
でも不思議ですね。最初は否定しようとするんですよ。
いやいや私はまだ人と話せるようなこともないし、とか。
人と交流するまえに、もっと自分で勉強することもあるし、忙しいし、とか。
そうやって心にふたをしようとするのですよね。
自分の心を守るために、そうやって欲しいものをごまかすクセがついてしまっていた。
欲しいなあと素直に思う前に、欲しくないんだ、と言い聞かせようとするクセ。
それはたぶん、欲しいものが手に入らなかった時に苦しみたくないから。
ああ、なんて怖がりな自分。なんて小心者の自分。
もっと前は無意識のうちにやっていたから、気づきもしなかった。
それが最近、少しだけ(いや、だいぶ)素直になって、自分の正直な気持ちを押し殺すことをやめて、静かに見つめるようになってきました。
「私も翻訳者の方々と交流したいなあ」
「でも、かなわないかもしれないなあ」
「それでも願うだけならかまわないじゃないか」
そうやって一通り自分の中で考えた末に、リスノちゃんのブログに「いいですね。私もそのような機会がほしいです」という内容のコメントを送ったんです。
するとその気持ちをリスノちゃんが拾ってくれて、ミズトラ会に私を紹介してくれた。
ああ、なんてありがたいこと(リスノちゃん、再びほんとにありがとう)。
でも、もし私が心にふたをしたままだったら、その幸運は決して訪れなかった。
不思議なことに同時期に師匠ともいえる十六茶さんとの出会いも果たしました。
それも心をオープンに保とうとした結果、手繰り寄せられたのかな、と思っています(ごめんなさい、あくまでも私サイドの話です)。
大変お恥ずかしい告白をしてしまいましたが、これが今の私です。
心のふたを外す勇気を少しずつでいいから得ていきたい。
そして、ふりそそぐ幸運に、人との縁に感謝して。
久々の(そうでもないかな)長文にお付き合いいただきありがとうございました。