「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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2月の終わりに
 今日で2月が終わり。
「早いなあ」と言う夫に対して無言で応えた私。
ああ、負けず嫌い。いわゆる1月2月3月はあっという間に過ぎる、という言い訳めいた言葉にのりたくない。

自分自身の1月2月を振り返ると、すでに今年1年間のトピックがあったといっても過言ではない。
まず、最近のブログを読んでくださっていたらおわかりの通り、同業者とのリアルな出会いというのがあった。
必死になって求めていたわけではないけど、心の奥では欲しかったこと。
出会った方々から受けたきらめきのような刺激。
それをまだ消化しきれずにいる私。
今までの価値観が壊れていくのを感じて、正直怖いくらい。
それほどの出会いだったと思う。

そして、年初に打診を受けた新しい仕事。
諸事情で発注が遅れていて、来週からやっと取り掛かることになる予定。
このような仕事をいただけるようになったのは、私の意識改革によるところが大きいと思う。
ここのところ担当の方には最近請け負っている仕事の話だけでなく、季節の話やプライベートな話を混ぜて伝えたり、今自分が他のところでやっている仕事の分野を知ってもらったりして、自分をオープンに見せるように心がけていた。
コミュニケーションをよくした結果、先方もこのような仕事を私に出そうという気持ちになったのだろうか。
私なんて、と思う気持ちから、できるならやりたい、やれるはず、と素直に思う気持ちにスイッチした結果、舞い込んだのかなとも思っている。

そうそう、娘の受験というのもあった(まだ終わってないけど)。
もちろんそれは大きい。
大きいけど、たぶん夫が思っているのと同じくらいなのかな、とも思う。
家族としてもちろん心配だし、応援もする。
でも私には自分の仕事がある。
毎日ほぼ考えているのは仕事のことで、娘のことはお世話をする、にとどまっている。
実際それしかできないし。
でも、仕事があってよかったと思う。
年が明けてからほんとに家の中は受験一色だから(ほぼ娘は家にいないのだが)。

振り返るとこの2か月間で、本当にいろいろなことがあった。

1年前の自分と今の自分を比べて変化がなければ、1年後も変化がない可能性が高い、とある本に書いてあったので、この1年間も振り返ってみた。
1年間を振り返ってもすごく変化があった。
受験した3社のトライアルすべてに合格し、そのうち2社からはお仕事をいただいている。
これは前進しているととらえてもいいだろう。
もちろん、これからの課題もいっぱいあることはわかっているが、以前よりは進んでいるといえるはず。

前に前に進もうとする自分に心がついていけなくなりそうだったが、こうやって振り返ると自分の今の位置というのがよくわかった。
そう、自分のペースでいい。
変えるべきところは変える、守るべきところは守る。
無理はしないで、自分に優しく。

今年の目標「今の自分にフォーカスする」をもう一度思い出して。
今ここから、また一歩を踏み出していきたい。





手作りサークル2月(第2回)
 昨日は2月第2回目の手作りサークルの日。
この日もビーズ作りを。
先日パールネックレスを作った私は娘の塾弁を作っていました(涙)。

ネックレス、バッグチャームを皆さん素敵に作られました(写真がなくてごめんなさい)。

3年間ほぼ毎月集まっていた手作りサークル。
メンバーは主催の私を含めて18名。
手作りそのものよりもみんなとの会話を楽しむサークルだったかなあとも思います。

ほぼ子育て同年代のメンバー。
子どもに手がかからなくなってくると、仕事へシフトしていく人が多く(かくいう私が最たるものですが)、仕事の都合がつかずに欠席される方も多くなってきました。

そういう状況をふまえて来年度以降はもう少しゆるい感じのサークルにさせていただこうと思っています。

なくなるのはさびしい、と皆さんおっしゃいます。
なくなるわけではないけど、少し形を変えて。
変化はさびしいですね。
でも、脱皮の時なのかな、と思っています。

子育て中心の生き方から自分を見つめる生き方へ。
脱皮した自分はさなぎから蝶になっていることを願って。



ブログ好きな翻訳者の「あるある」
 あ〜、やっと納品した〜(くたびれた〜)。


そうだ、読みたかったブログいっぱいあるんだ〜。さあ読みましょう!


(一日の終わりに)あれっ、仕事していたときより目が疲れている(@_@;)


心にふたをしない

先週の月曜日に受注した案件をやっと昨日納品しました。
半年以上連絡のなかった会社だったこともあり、いろいろ手間取り。
そんな中、火曜日にはミズトラランチ会もあり、その後たくさんの方々がこのブログを訪れてくれて、水曜日のアクセス数は950超でした(たぶん過去最高)。

ブログにも書きましたが、私がリアルで同業の方とお会いしたのは先日の十六茶さんが初めて。
ブログ上で同業の方と交流を持ったのはリスノちゃんが初めてで、彼女のおかげでミズトラ会にも入ることができました(リスノちゃん、ほんとにありがとう)。
ほぼ同時期に素敵な出会いがあって、まだ夢を見ているような。

過去ログを読んでくださった人はわかると思いますが、私には翻訳の仕事を再開するまでに自分自身の心を深く見つめた時期があり、今でもそれは続いています。
怖いからつい逃げようとする心、最初から見ないことにして納得しようとする心、そういう心の奥底に、どうしてもごまかしきれない自分の本当の気持ちがあることに気づき、つらいけど向き合ってきた。
人間って弱いから、自分を守ろうとするのですよね。

少し前、「(翻訳関係で)外の世界から刺激を受けてきました」という内容のリスノちゃんのブログを読んだとき、ざわっと心が騒いだんです。
なんだかそれを読むのが苦しかった。
苦しいから、一回忘れようとしたんです。
でも、そのざわつきは、何かが自分の心に刺さった証拠。
私も翻訳者の方々と交流したいなあ、と心の奥では思っているから心に刺さる。
でも不思議ですね。最初は否定しようとするんですよ。
いやいや私はまだ人と話せるようなこともないし、とか。
人と交流するまえに、もっと自分で勉強することもあるし、忙しいし、とか。
そうやって心にふたをしようとするのですよね。

自分の心を守るために、そうやって欲しいものをごまかすクセがついてしまっていた。
欲しいなあと素直に思う前に、欲しくないんだ、と言い聞かせようとするクセ。
それはたぶん、欲しいものが手に入らなかった時に苦しみたくないから。
ああ、なんて怖がりな自分。なんて小心者の自分。
もっと前は無意識のうちにやっていたから、気づきもしなかった。

それが最近、少しだけ(いや、だいぶ)素直になって、自分の正直な気持ちを押し殺すことをやめて、静かに見つめるようになってきました。
「私も翻訳者の方々と交流したいなあ」
「でも、かなわないかもしれないなあ」
「それでも願うだけならかまわないじゃないか」
そうやって一通り自分の中で考えた末に、リスノちゃんのブログに「いいですね。私もそのような機会がほしいです」という内容のコメントを送ったんです。
するとその気持ちをリスノちゃんが拾ってくれて、ミズトラ会に私を紹介してくれた。
ああ、なんてありがたいこと(リスノちゃん、再びほんとにありがとう)。
でも、もし私が心にふたをしたままだったら、その幸運は決して訪れなかった。
不思議なことに同時期に師匠ともいえる十六茶さんとの出会いも果たしました。
それも心をオープンに保とうとした結果、手繰り寄せられたのかな、と思っています(ごめんなさい、あくまでも私サイドの話です)。

大変お恥ずかしい告白をしてしまいましたが、これが今の私です。
心のふたを外す勇気を少しずつでいいから得ていきたい。
そして、ふりそそぐ幸運に、人との縁に感謝して。

久々の(そうでもないかな)長文にお付き合いいただきありがとうございました。


スタイリッシュに憧れる翻訳者の「あるある」
ネイルをやってみたいなぁと思って爪を伸ばしかけたんだけどさあ。


キーボードのすき間に「はさまって」爪の先が裂けてさあ。


またもとの深爪状態に戻ったとさ(涙)。


伝わったかな?
 少し前に登録したつうほんメール
アンケートに答えたら通訳翻訳ジャーナルをいただけるということで、軽い気持ちでアンケートに答えました。

通訳翻訳ジャーナル 2013年 4月号

先日届いてそのまま袋も開けずに置いておいた本。
昨日目を通したら、キャー、掲載されているじゃないの。

テーマは「海外経験なしでも翻訳者(通訳者)になれるか」というもの。
まさか掲載されるとは思わず本音を書きました。
翻訳者Tとは私のことです、ごめんなさい(先に謝っておきます)。しかもベテランの猫先生(先日ミズトラランチ会でお会いしました)の横に載っているし。

言いたかったのは、海外経験が実務翻訳に必要かと聞かれれば必要はない。でも、翻訳の仕事というのは英語(外国語)が好きじゃないとできない、というか楽しくない仕事だから、英語好きが高じて海外経験を求める、という流れはいいんじゃないかな、ということ。
あ〜、えらそうなことを書いてしまった。

実名でも堂々と意見を述べられるよう、精進を続けます。




駆け出し翻訳者の「あるある」
今回の案件、おもしろいからじっくりやりたいなあ。


でもそれだと納期に間に合わないしなあ。


とか言ってて終わったら全部忘れるんだけどなあ。



これで勉強します!
 十六茶さんが「最低1年間は定期購読するように」と教えてくださった「日経メディカル」が届きました。




隅々まで読むように(広告ページも端から端まで)とのアドバイスでしたが、本当に使える表現、いや使うべき表現が満載で(特に広告ページ)、勉強になります。
記事中に日本語がおかしい個所を発見しました(おそらく誤植でしょう)。
今度、翻訳教材の校正の仕事をやることになっているので、ちょっと敏感になっているのかも(自分の日本語は棚にあげさせてください)。


昨晩は間に2時間ほど急ぎの仕事をはさんで、23時くらいまで週明け納期の案件に取り組んでいました。
次の日(今日)は朝から勝負、と思っていた矢先、小学校の娘が「お母さん、明日の参観の資料おいとくから」と当然のように授業参観に来ることを要請。
今日に限って、一人ずつのスピーチをするらしく。
はいはい、行きますよ、喜んで(涙)。

後1時間弱、案件を進めます(汗)。




ミズトラランチ会
 ブログで交流のある同業者のリスノちゃんの紹介で、
ミズトラ会という女性翻訳者(Ms. Transrator)の会に入らせてもらいました。

昨日は少人数のランチ会。
計7名が集まりました。
大阪のホテルグランビアにある「なにわ食彩しずく」の女子会プランをミズトラ会の発起者KYOKOさんが予約してくださり、こんな入口の個室にて。







ノンアルコールドリンク付きだったので、私はノンアルコールワインを。
生ビールを別口で頼まれた方もいらっしゃいました。

特許、IT、医薬の翻訳者の方々が集まり、名刺交換。
早速先日作った名刺が役に立ちました。

「私は薬をやっていて」「人を殺してしまう」「夜の仕事があって」などなど、断片的に聞いたら危ないトークで盛り上がり。
もちろん全部翻訳の話です。
「人を殺してしまう」というのは、誤訳や誤解を生むような訳だと場合によっては人の生死をも左右する、という意味。

業界情報なども聞くことができて、大変勉強になりました。

何より、こんなに同業のお仲間がいるんだ、と心強く感じました。
主催者のKYOKOさんをはじめ、出席されたみなさんに感謝です。





来月は新春会もあるそうです。
ちょっと、子ども関係でバタバタしそうで微妙な時期ですが、都合がつけば行きたいなあ。

ランチ会の後は阪急に寄り、お土産を。
おかきと大好きなムレスナティーの詰め合わせ。

電車を降りてから娘の塾に顔を出し、先生方にあいさつ&下の娘の手続き。

月曜日に受注した仕事を進めるつもりでしたが、できませんでした。

今朝はスポーツクラブで心と体をリセット。
ムレスナティーを飲んで、さあ、仕事にかかりましょう。

予言どおりに
 先週の金曜日、十六茶さんとオフ会をしている最中に自宅メールと電話に仕事の打診が入っていました。
オフ会終了直後に携帯にも電話があったようで、駐車場でコールバックしましたが、タッチの差でアウト。
その案件は流れました。
でも、そのときなぜか惜しい感じがしなかった。
十六茶さんが「投資をしたらなぜか必ずその後いいことがあって(仕事が入る)、もとはすぐにとれるよ」と教えてくれていたからです。
そのときのお話は、仕事で必要な(必要かもしれない)資料などはちょっと無理してでも買っておいたらいい、という内容でした。
私にしてみれば、十六茶さんからそのようなお話をいろいろ聞けたこと自体が最大級の自分への投資だなあ、と思ったので、その投資中に打診があった案件が一つ流れても惜しくなかったんです。
その後、参考書籍をネット注文したり、名刺を作ったりして、それらはすべて未来への投資ですが、これでまた道が開けるという予感がしていました。

昨晩いつものお仕事中に、金曜日に打診を受けた会社から依頼が。
金曜日の案件の3倍のボリューム。
ああ、ほんと、こうやってすぐに回収できるようになっているのですね。
内容が難しいから納期の相談に応じますよ、とのことで、週明け納期にしてもらいました。
今日も予定が入っているしね。

今回は実験マニュアル。
久々の超専門的(私にとってはですが)案件に武者震いです。