は〜い、買っちゃいましたよ
対訳君Accept。
英辞郎とICH対訳集、ビジネス技術実用英語大辞典も一緒に。これで昨年度の還付金はちゃら。子どもたち二人が同時入学で何かと物入りなときにこんなものを買うのは私にしては思い切ったことだったけど。リスクもとらなければ得るものはないから(大げさ)。
最初に翻訳の仕事をやっていた10数年前には、原稿も紙で届く時代。パソコン通信で納品、ということをしているのが走りみたいな感じで。テキストで訳文を作り、Jammingが何かで辞書は串刺し検索するのがお約束。そしてネット検索なんてものはない、という状況でした。どれだけ図書館に通ったかわかりません。
今や時代はすっかり変わり、テキストにしなくてもワードで何もかもさくさく動くし、電子辞書の種類は豊富だし、何よりネット検索というものがあるから、私は辞書もオンラインの英辞郎(無料の方)を使っていたのです。そして調べものはたいがいネット検索でなんとかなっていました。
ただ、しばらく仕事をしていて、いろんなサイトをいちいち調べるのが面倒になってきたり、先日述べたとおり訳文の商品性を上げるためには何かを導入する必要があるなと感じていました。
ほとんど何も持っていない状態だったからとりあえず軸となるものを、という考えで今回の買い物につながったわけです。
もうひとつTRADOS系の何かが欲しいなとも思っていて、対訳君と同じMCLさんのCheckAlignも同時に購入しようかな、とも思いましたが、TRADOSはもしかしたらクライアントさんから支給される可能性がでてきたので、ちょっとそれを待とうと思っています。
昨日はとりあえずいろんなインストールを。慣れていないから何かと時間がかかりましたが、難しくはありません。そして、エクセル形式のMedDRAを対訳集にインポート。形が決まっているCIOMSの過去訳も少しインポートしてみました。これは使えそう。GMPの用語集を入れる段階ですんなりいかず、タイムアップ。そのあたりの作業をこれからコツコツやっていくつもりです。
例によって面倒くさい作業なんだけど、整理整頓するのは大事だな、と思って。自分の頭の中は全く信頼していないので、何かシステムに頼ろうと思っています。この順番で見ていけば裏取り完了とか、チェック完了とか。職人技というよりは自分の作業を小さな小さな工場に見立てています。どんなに頭がぼーっとしているときでもマニュアル通りに動けば事故がない、みたいな。なんせ、この年になりますます自分のことは信用していません。技を上げることだけに期待はしていないのです(それが本当は好きなんだけどね)。
というわけで、使いこなせるかどうかはわからないけど、辞書検索ソフトの意味合いと、過去訳を簡単に見るという目的で導入しました。ICH対訳集は私には必須だと思います。またこれからもレポを続けますね。