「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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任せてみると
 昨日は長女と久しぶりに洋服の買い物に行きました。
時間がないから近くのイオンモールで。
流行に敏感な長女はこういうものを買いたいというイメージが出来上がっていて、それが今のはやりなのかして、数件のショップで同じようなものを売っていました。
その中からチョイスして、完了。
思っていた通りの買い物ができてご機嫌の長女。明日は学校が創立記念日でお休みなので、それを着てUSJに遊びにいくそうです。

ついでに私も秋服を。
思い切って長女に「ねえ、お母さん世代だったらどんなのがいいかな?」と選んでもらいました。
長女がジャケットを選んだショップ(若者向け?)にて2点を購入。
自分なら選ばないだろうなあという感じのもの。


どちらもウエスト部分がカシュクチュールになっていて、体形カバーに優れているのです。
ワイン色のトップスは袖周りがゆったりしていて、着心地もGood!

先日購入したクロップドパンツと合わせましょう。

最近よく参照にしているファッションサイト
流行を取り入れながらも、私たち世代が「痛くない」ファッションをするためのヒントが詰まっています。
このサイトを参考に着こなしてみましょう。
どうしても自分だけだと今までのイメージの殻を破ることが難しい。
だから、今回は娘の意見を全面的に取り入れてみました。

その後、最近よくテレビの宣伝で見かける「見たまま塗るだけ」というアイシャドウを買いました。いやあ、いろいろ進化していますね、メイク関係も。
アイシャドウとチーク、アイブロウを購入。全部「見たまま塗るだけ」。たまたますべてが30%オフでラッキー!
お店のお姉さんに塗ってもらいながらいろいろ教えてもらったので、これなら再現可能(?)。
メークのテクニックに乏しい私でも何とかなりそうです。
あれっ、なんだか何もかもテクニックが乏しいから商品の進化に頼ろうとしている?
おお、なんて「楽したがるヤツ」なんでしょう。
いえ、私は商品開発をしている方々に敬意を表しているだけでして。。。

さあさあ、遊びはこれくらいにして、Trados君で仕事を仕上げましょうね。




とりあえずの続報
 Tradosを使った翻訳、とりあえず快適と報告しました。
で、その続報ですが。

ソフトを立ち上げっぱなしにしていると、だんだん処理スピードが遅くなってきて、そのうちフリーズしました。
再起動後はまた最初の状態に戻りましたけど。
Tradosから対訳君へのクリップボード検索も、やっぱりだんだんエラーがかかってきます。
やはりPCに負担がかかっていることは間違いないでしょうね。

細かいところでいろいろと不便な箇所はあります。
まだ使いこなせていないだけという話はありますが。

今日は同一用語多発地域の訳出にかかります。
ここで威力を発揮できるか、頼むよTrados君!

リスペクト
 ずっと訳していると、だんだん自分がその原文に入り込んでいく感覚になります。
そして、次はこうくるだろうな、と読む前からわかる。その流れにそった訳文にしたいのに、原文があまりにあいまいな表現だったりくどい表現だったり。
いやいやそれが医薬文書の特徴でもあるのですが。

ついつい、意訳してズバッと他の言葉で置き換えてみたくなります。
こう言えばわかりやすいでしょ、と。
でもそれはしてはいけないことなのですよね。

ある文芸翻訳家の方の言葉で、「原文をリスペクトする」というのがありました。
なぜわざわざこういう表現なのか、この単語なのか。
そこまで汲み取って訳さなければならないと。

井口さんのブログにも「直訳と意訳」についてのご意見がのっていました。
翻訳者はあくまでも黒子。
さらに、わからない文章をわからないまま訳す、なんて子どもの使いのようなやり方は通用しません。
大切なのは今はやりの「おもてなし」。
読者にもそうですが、著者にもそうでありたい。
つまり、勝手にいろいろ変えてはいけないようにも思うのです。

スイスイ訳せているように感じているときにこそ落とし穴がある。
自分に酔っている状態は単なる自己満足。
「著者の意図を読者に伝える」。
その基本を肝に銘じたいです。


ふと思うこと
 学生時代、動物を使う実験が嫌だった。
マウスを迷路に入れて行動を観察する、なんていうのはまだいい。
ザリガニの解剖から始まり、タコの脳、ウシの眼などを材料に実験。
ラットの頭をまず金槌で殴ってから始まる実験もあった。
筋肉の実験の時はミンチにする、まるで焼き鳥のように肉を串にさす。
そのようなことが延々と続いた。

ただただその現場から逃げたくて植物の培養細胞を扱う研究室を選択した。
それでもその研究室の中でだってマウスを使わないとできない実験もあった。

科学の進歩のためには仕方がない。
そんなこといったら肉は食べないのか、菜食主義なのかという話にもなる。
でも人間の利益のためだけにこんなことをしていていいのかな、なんて文明にどっぷりつかっているくせに考えたりする。

わかっているのだけど。
目の当たりにするとつらい。
それが文章でもね。
こう書くと、同業の方には今やっている仕事の内容がわかるだろう。

ああ、なんてセンチメンタル。
秋だからかな、そういうことにしておきましょう。




とりあえず
 Tradosでの作業に切り替えて、とりあえず快調に進んでいます。
よく似た表現は勝手に翻訳してくれるし、もちろん表などにある同一用語は完全に置換。
分からない語はコピーすると「対訳君」に検索結果が出るので、それをまたコピーしてTradosに戻しています。うん、この作業の一部がTradosでもできるようになったらいいなあ。
あと、Trados内で訳文に蛍光マーカーをつけるやり方がわからない。

いろいろありますが、Tradosでの作業は私は好きです。
カラフルで見やすいし。
できれば元のワード文書とリンクして、今ここを訳しているということがワード文書にも反映されればいいなあ。Tradosだとどうしても一文一文訳していく感じだから、全体像が見えなくなるときもあるので。
パソコンの横に元原稿を立てておいて、付箋を貼りながら今どこを訳しているかを追うようにしています。

このまま最後までとりあえず訳し終えることはできそう。
あとは、その後の作業(ワードに戻した後の体裁の整えなど)にどれくらい時間がかかるかですね。
挑戦
 手持ち案件の半分を訳了したところで、一息。
同一用語が多く、とりあえずコピー&ペーストでしのごうとしましたが、微妙な違いに気づかずあとでやり直したりして手間がかかりました。一語一語置換していくのも語が多すぎて手間がかかる。
やっぱりこういうものにはTradosを使いたい。

なぜ、前半でTradosを使わなかったか。

1.コメントが最終納品形式であるワード文書に反映されない。

2.最終的にワードに保存したときに、フォントが変更できない。

3.訳し終えた語が下部に反映されるやり方がわからない。

4.メモリー(対訳集や用語集)の入れ方がわからない。

ざっとあげるとこんなところです。

今回訳し終えた資料の一部を使って小さなテスト文書を作り、一つずつ検証してみました。

1.については同業者のAiさんがとっても親切に教えてくださり、Studio2011で、Tradosにつけたコメントをそのままワードのコメントに反映するのは難しそうだということがわかりました。これはTradosのデメリット。

2.は未解決。とりあえずの策として一度ワードになった文書からコピーして新しい文書を作る、または原文に貼りつけてからフォントを変える、というやり方が考えられます。今回はこれでやってみようかな。こういうこともTradosのデメリット。

3.これは先日のセミナーで帽子屋さんが軽〜く教えてくださった方法を思い出しながら、よくわからないままにいじっていたらなんとかなりました(汗)。Tradosで新しいプロジェクトを作るときに、「翻訳メモリーと自動翻訳」で「作成-新しいファイル共有タイプの翻訳メモリー」を選択します。

4.探したサイト
http://www.sdl.com/jp/community/blog/details/25022/excel
を参照にがんばってみたけど、気持ちが焦っているからか、じっくり取り組めず、結局まだできていません(要するにわからない)。

恥ずかしながら、現時点の状況はこんな感じです。
既存の用語集や対訳集を入れられないのはくやしいけど、これは「対訳君」でなんとかなるといえばなんとかなる。

3.の「下部に同じ表現が出てきたら自動翻訳される」というこの機能はわかっていたけど感動ものです。マッチ率100%かどうかだけをしっかりチェックすれば変換ミスなどはありえないし。

4.がクリアできなかったので「対訳君」も大いに使いながら、後半はTradosでやってみることにします。現時点でのTradosのメリットデメリットを考えた時に、今回はメリットが勝ちました。

さて、残りの作業はうまく進むかしら?効率よく高品質な訳文をストレスなしで作ることができるかな?

挑戦してみましょう。


師匠とのお遊び
 3連休の中日、師匠と遊びに行きました。
近江八幡の日牟禮ヴィレッジです。そこのたねやさんでランチを。







写真が全体的に暗いですね。しっとりとした空間でした。お料理も滋味あふれていて。

私は日牟禮ヴィレッジには初めて行ったのですが、まあすごい人。
駐車場は無法地帯だし。
たねやさんの向かいのクラブハリエにはバームクーヘン狙いの行列が。
師匠と二人「うちらの駅のデパートに来たらすぐ買えるのにね」とささやきあいました。

クラブハリエのカフェは混みすぎであきらめ、帰路にあるケーキ屋さんでお茶を。
野洲にある「うすなが」です。

イチジクのタルト。果物の味が生かされていて、おいしかったです。

憧れの存在、師匠と楽しい時間を過ごし、モチベーションアップ!
自分の前を歩いている人がいてくれることに感謝です。

やっぱり必要
 今抱えている案件、実は繰り返しや表中での同一用語が非常に多かったです。
う〜ん、これはTradosを使うべき。
ああ、どうして今の私にはその技がないのだ。Tradosで最後までやれる自信がないのですよね。いろんな意味で。例えば最終的に納品するワード文書にコメントを入れたい。でもTradosでつけたコメントはワード文書に反映されない(私の知っているかぎりでは。本当はできるのでしょうが)。そういう細かい点で、まだ自信がないのです。
とりあえずTradosなしで「対訳君」だけで作業を進めていますが、もしかしたら途中でTradosを使ったやり方に変えるかもしれません。
まあ、時間的に余裕があればの話ですが。

急がばまわれで、本当はTradosを使うべきなのはわかっています。
もし今回使えなかったとしても、この仕事が終わったら次はTradosでやれるよう勉強しましょう。
Tradosを使うべき案件というものが医薬分野にも存在することがよくわかりました。
そして、先方からTrados案件として依頼されていない場合は、繰り返しが多い文章を効率よく訳すことは翻訳者にとってはそのままメリットになるのですよね。

Trados案件ではないものをTradosで訳す、というのは実は珍しいのでしょうか。
そのやり方こそ、知りたいです!

コツコツと
 師匠からの金言を胸に粛々と作業。
1日10時間やれば終わるわよ、との師匠の計算どおりに進めようと思うけど、その10時間がなかなかとれない。
ああ、売れっ子作家ならホテルにでも缶詰めになるのかしら。

売れっ子作家ではないので、「家の中で」少しの時間でもあればパソコンに向かいましょう。

ここ数日の晴れ間と美しい月を愉しむ余裕が欲しかったなぁ。


金言
 過去最高ボリュームの案件を前にプレッシャーを感じている私に師匠からの一言。


<必要以上に悩まずに>訳していれば終わる


ああ、金言。
師匠、ありがとうございます。