「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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トランスレーターズハイのその後
トランスレーターズハイと必要十分な力のかけ方」という記事をアップした頃(半年前)は、翻訳作業にかかる時間の中で8割が調べ物だったように思います。
だから、進まない進まない。そんな状況を表していたのがその記事です。

今は感覚的には、調べ物にかかる時間は2割です。
えっ?

はい。
そうなりましたね。

これはひとえに引き受ける案件のジャンルを絞っていることが要因でしょう。
もちろん最初は時間がかかりました。翻訳してるんだか勉強してるんだかわからない状態。
でも、一度調べると次は確認程度で済んだり、内容をすべて完璧に理解していなくても英文を理解できるというか、著者の思考回路がわかるというか。その分野での流行りがわかるというか。
これまではせっかく一所懸命に調べてもその案件限りの知識になってしまうことも多かったのです。
でも、最近は受ける段階で絞り込んでいますし、翻訳会社さんから全体的な希望を聞かれた時もそう答えています。
つまり、自分の得意分野がやりたいし、新規領域のときは今後それを得意分野にすべくある程度の分量を継続してやらせてもらいたい、と。

そうやって絞っていくうちに、好きなものばかりをやれるようになりました。
そしてTradosを使って翻訳していると、どんどんどんどんメモリがたまって、頼りになるのが自分の過去訳になってきます。その当時きっちり調べているはず、という自分への信頼をベースに、そのままその訳を使います。もちろん違和感がある時は修正しますが。


がむしゃらにやってきて、今は力の入れ具合がわかってきたところですね。
フィードバックや参考訳、著明な翻訳者の訳文などを検証すると、自分のこだわっていたところが実はそれほど重要ではないことがわかったりして。
やはり「必要十分な」力をかけていきたいものです。

 
だわへし
金曜日は気になるところの掃除。
今日はキッチンカウンターを。

テレビ「あさイチ」でやっていた整理法「だわへし」。
「出す」「分ける」「減らす」「しまう」の順番に整理するというもの。
まずはそこにあるものを全部出す。もうはっきり言ってそれだけで整理の半分以上は終わったようなものです。
というのも、出してみると自然と捨てたくなるし、別の場所にあるべきものは戻したくなるし、汚れたものは磨きたくなるのです。

このやり方で思いきっていろんなものを処分しました。いつも目にしていても、そのままあると手がつけられないものですね。
テーブルの上にすべてを出すと、どうしてもそのまま戻したくなくなるものです(笑)。

「だわへし」で一番大事なのは「出す」ことだなと思います。
実はそれが一番ハードルの高いものだったりもしますね。出してしまうとやらざるを得なくなるから。
なんでもそうだけど、出さないで整理するのは難しい。
自分の感情でも何でも一度出してみる、テーブルの上にのっけてみる。それを眺めているうちに自然と整理がつくのです。
モヤモヤした感情は紙に全部書き出しましょう、なんて言われますよね。
どんどん出して風通しよく。
心のもやもやは、信頼できる友人に吐き出すのもアリ。お互いに「あ〜、吐き出しているんだな」と思いながら聞いているから、流すべきところは流せるし。で、出した方もすぐに忘れてしまったり。
にんげんだもの、きれいなものばかりですべてを構成できません。汚物も溜まります。でも出せばいい。
そして、そんな汚いところも毛嫌いせずに。だってそれが生きているってことですから。



☆母が「これ便利だよ〜」と、買ってきてくれた「冷凍ネギ保存容器(たしか100均)」。確かに便利です。主婦歴の長い人から得られる知識(大げさ)っていうのも実はいっぱいありますね。

 
結局何がしたかったのか
先週末、家族で出かけた日帰り旅行もどきは本当に楽しかったです。うちは子どもたちが小さい時からお出かけ家族だったのですが、子どもたちが成長してからはなかなか全員のスケジュールを合わせるのが難しく、以前ほどはお出かけしなくなりました。でも、いろいろと無理をしてでもみんなで出かけると本当に楽しい。「親につきあってあげている」という感覚はまだ子どもたちにはないようです(たぶん)。

振り返ってみると、夫と付き合っている時分から、週末は2日間とも遊びまくるのが普通で、「どんだけお金を使わされたか」と今でも言われるくらい。会社員時代は同僚に「休日なんだから『休む』ということもやったら」と言われるほど遊んでいましたね(金曜日の夜の三宮から始まっていました)(海外旅行も年に一度は行っていたし[お〜、バブリー])。学生時代のホームステイ先のホストファミリーがまさに「週末の遊びのために平日がある」のような生き方をしていて、週末はロスの自宅からサンディエゴまで行ってキャンプする、というような生活をしていました。毎週遊んでいました。衝撃を受けましたね。長期休暇には豪華客船クルーズなんかを計画していたりするのです。
何でもかんでもそういうのがいいわけではありませんが、「遊び」って本当に大事。私の場合、不機嫌になっているときは大体遊び足りないときです。

仕事が好きだから遊ばない、なんていうのは自分への嘘だなと思い始めました。どっちを取るか聞かれたらやっぱり遊びですね。やりたいことはいくらでも浮かんできますし。あ〜、遊びたい。好きなように遊ぶために適度に仕事していきたいと思います。とりあえず、週末はなるべく仕事をしない、という方向で今後は進めていこうと思います。



真面目で仕事好き(ある意味それは本当)だけど、翻訳のことをただの仕事程度にしか本当は考えていない(大きな声では言えませんが)私と遊びたい方、常時募集中です。






☆ボージョレはやっぱりあっさりしていますね。


 
日進月歩の世界
水曜日は水周りの掃除の日なので、お風呂を掃除。いっぺんにやると絶対イヤになるので、ごくごく一部だけをピンポイントで。ピンポイントでやっているその周りも気にかかるけど、それは手の届く範囲くらいにとどめておきます。また次のときにやればいいのですから。


3連休は2日間「完オフ」したので、昨日はさすがに7時間以上仕事していました(泣)。最近は自分の好きな分野を請け負うことが多く、非臨床試験全般か、がん関連の論文や治験文書などをやっています。非臨床は自分が学生時代にやっていた実験(培養その他)が思い出されるので、なじみがありますし、がん関連は6年間学んできた細胞生物学の知識を使いつつ、人類の新たな発見に触れられるのがたまらない魅力です。本当は地味な実験を重ねて重ねてやっとたどり着くその成果を、あたかも1つの物語のように読み、わかったように訳す。なんだかいいとこ取りのような気もしますが、そういうことに魅力を感じる人ばかりではないので、この仕事も取り合いにならずにすみますね(笑)。



☆永源寺です。
日本の秋
土曜日に父が約45日間の入院を経て、無事退院しました。退院後は今までと変わらない生活ができるらしく、一安心。近所の喫茶店からの帰り道。車に乗らずに陽光の中をうれしそうに歩いていった父。外に出られたことの喜びをかみしめていたのでしょう。
ブログに励ましのコメントをお寄せくださった方、本当にありがとうございました。弱っている時にお声がけいただいて、とてもうれしかったですし、すごく力をもらえました。



その夜は、石山寺の紅葉を見に行きました。






ライトアップされた黄色い葉はまるで黄金のよう。金銀宝石にも勝るきらびやかさ。圧倒されました。

翌日は紅葉で有名な永源寺に。






紅葉はお寺に合いますね。


このあと「八風の湯」で温泉につかり、露天風呂から外の紅葉も眺めました。



☆永源寺そばもおいしかった〜。

娘たちもついて来たので、ちょっとした家族旅行気分。
いっぱい遊んで楽しかった〜!きれいなものを見て目の保養にもなりました。

あともう少し、日本の秋を楽しみたいですね。


 
ダメージからの回復→行動
あつものに懲りてなますを吹くという言葉がありますが、ダメージを受ける体験をすると、それを避けるためならなんでもしようとしてしまうところがありますね。
私の場合、仕事をしたいけどできない期間が長かった。そして、仕事を始めても思うようにいかない時間もつらく感じた。
なので、仕事の依頼には二つ返事で答えてしまう自分がいたし、何よりも仕事を優先にしてしまう自分がいました。
吹きすぎて冷たいです。必要以上に吹いてしまっているのですね。

そんな自分に最近気づき、徐々にですが変わろうとしています。
少量だけど好きな分野の仕事の依頼があり、ちょっとスケジュールが厳しいけどまあやれるからお引き受けのメールを返送しようとした瞬間、手を止めました。今までどおりの思考回路からくる行動を見直したいと。そう、今までなら仕事が欲しくて欲しくて仕方がなかったし、条件なんてこちらが言える立場ではないと思っていたし、好きな仕事なら文句は言わなくてもいいと思っていたし、そもそも仕事というものは最優先するものだと思っていましたが、それを考えなおそうとしている自分。だとしたら次に出てくる行動も、少し考えてから。つまり「ベター」な状態にするにはどう行動したらよいのだろうかと。
そこで出てきた答えが、スケジュールが厳しいから納期を延ばしてほしいと「お願い」してみることでした。もちろんその前提にはその仕事が流れても平気だという今の自分の状態があります。
結果的にはこちらの思った通りの条件で仕事をやれることになりました。

「慣れる」ことはいいことでもあります。いちいち考えていたら疲れますし、時間もかかります。でも変わろうと思っているのなら、慣れた行動を見直すことが大事ですね。わりと反射的に行動してしまうことが多いと思うのですよ、どんな刺激に対しても。それでうまくいっている部分はそのままでよいのだけど、どうもしっくりこない、違和感がある、変えたい、なんて時は少し止まって考えてから行動する。間違いなく言えるのは、「同じ行動をしていたら同じ結果がもたらされる」ということ。そして、著明な翻訳者がおっしゃっていた言葉「人生は下りのエスカレーターに乗っているようなものだ」が本当だとしたら、やはりベターな方法を常に考えていきたいのです。現状維持(本当は下降)が楽なのは、考えなくていいから。それで幸せなら何も言うことがないけど、もう少し自分はやれるんじゃない、と思った時には行動を変えるしかない。

最初の話に戻りますが、あつものに懲りていた自分に「もう平気だよ」と言ってあげられるのは自分だけ。怖いから「大丈夫」と思いたくないのだけど、もう大丈夫なのです。吹きすぎて冷たくするのはやめましょう(笑)。吹くのをやめれば、周りにはもっと違うご馳走もあることに気づけるのかもしれません。




 
一番の方法
最近は1つの案件をやっている途中で次のものを打診されることも多くなりました。
納期は交渉可能なものが多いのですが、それほどのんびりと時間をとることはしません。
頼まれると断りづらい性格だし、「やれる」「やりたい」と思ったらつい引き受けてしまう。
そんな私が休もうと思ったら、納品できるものをすぐに納品せずに納期ギリギリに納品するというのが唯一の方法(笑)。
早めに納品してしまえば次のものも当然早めの納期を求められますし(交渉はできるけど)、自分自身も次についとりかかってしまう。
なので、あえて早くは納品しないのです(とは言っても数時間かせいぜい1日の話)。

昨日はそれを実行し、出来ているものをすぐに納品せず数時間のんびり過ごしました。その間に娘を皮膚科に連れて行ったり。最近の待合室では人々はスマホ画面をのぞいていることが多く、病院に置いてある雑誌が読み放題だったりもします。
そんな中、たまたま読んだ記事にあった言葉。

「正義と差別が人を病気にする」

確かアンチエイジングの専門医の言葉です。なんだか衝撃を受けました。いや、うすうす最近気づいていたのですよ。「正義」が必ずしも良いわけではないなあと。少なくとも自分にとっての正義は他人にとっては正義ではなかったりもするし。また、「差別」というのはどういうことなんだろう、自分だけは人とは違うという感覚なのかな?上から目線でとっても排他的な感じがしますよね。
なかなか考えさせられる言葉だなあと入浴中に思い巡らせていました。では、これをポジティブに言い換えればどうなる?なかなかいいものが浮かばなかったけど、とりあえずこうしてみました。

「いい加減と他人へのお願いが人を健康にする」

あくまでも、自分が「弱いなあ」と思う部分を強化するために言い換えた言葉です。
そんなに真面目ではないとは思っていてもやっぱり真面目なところがあるし、人に頼むよりも自分ががんばっちゃうタイプかもしれないなあと思ったり。人に頼めないというのは人を信頼していないということになりますよね、深層心理としては。
家族の中では「いい加減で頼りないお母さん」がみなの共通認識だと思うのですが、特に外だとまだ鎧をかぶっているところがあるかもしれませんね。もう十分真面目だし、がんばっているよ、と思います。もっと力を抜いていこうと思います。


さて、ちょっと休んだのでまた気分新たに次のものに取り組めそうです。




☆昨日は娘が塾なので夕飯を早く用意しなければならないのに、病院が混んでいて夕飯作りがままならなかったです。なんと冷凍庫にあったレトルト牛丼のタレをご飯にかけて、あとは病院に行く前に作っていた具だくさんの味噌汁だけ。
夫に「お願い」してタコ焼きを買ってきてもらいました。なんとジャンキーな夜でしょう。
こういうことを自分に許すというのが私はなかなかできなかったのですよね〜。









 
積み重ね掃除
火曜日はキッチン掃除の日。ちょっと忙しいので壁やシンクの立ち上がり部分を拭くだけにしました。週一掃除で終わった部分(換気扇カバーやレンジ台周り)をサッと拭いておけば今日やった部分を含めて3ヵ所はきれいになっている状態。こうやって積み重ねていけばすべてがいつもきれいになるのでしょうか。

そういえば、後片付けは究極の準備とも言われますね。そして準備は明日の自分への思いやりとも。
後始末だと思うとおっくうですが、明日への準備だと思うと少しやる気が。何にせよ、自分の目に入るものはいつもきれいにしておくに越したことはないですよね。





☆うちわ(中央)作りも終わり、こちらの準備も整ったようです(本文と全く関係ありません)。
休みをとるぞ
月曜日は玄関の掃除の日。ドアの外側を拭きました。



しかし、木製ドアはやはり耐久性に少々難ありですね。そろそろ塗料を塗り替える必要があるかなあと思います。


☆アンジェラは寒くなってもつぼみをつけています。


最近は週末に平日と同じようなスケジュールで仕事をすることはほとんどなくなりました。でも、この週末ゆったり構えていると、結局納品が夜の7時になり少々焦りましたが。
ん〜、次の週末は完オフしたい(無理かなあ)。

次の目標は、もっと休みをとることです。



 
学祭のノリで
わがK市の市政60周年記念事業(?)で、K市出身の山崎まさよしのコンサートがR大でありました。



11月になってから、まあ行ってみるかの軽いノリでチケットをとり、R大まで出かけました。



広大なキャンパスの奥にある、「体育館」が会場。
なんでも講堂が改装中とか。当然全席アリーナです(笑)。寒かったです(泣)。
超有名どころ2曲しか知らない状態で行きましたが、その2曲は当然歌ってくれましたし、他もよかった。学祭のノリでした。
山崎氏はK氏H町出身らしく、なんとお世話になった保育園の先生が客席に。しきりに照れていた姿に好感が持てました。

ライブっていいもんですね。何事も生身がやっぱりいいなと思った夜でした。
(押尾コータローのクリスマスコンサートにも行ってみたい。。。)