「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし
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ピュアな心
土曜日は辻井伸行さんのピアノを聞きにフェスティバルホールまで。




辻井伸行《自作&クラシック》
オーケストラ・コンサート

 
【第1部】
  ― 辻井伸行 作曲 − 
  [以下 ピアノ&室内オーケストラ版]
  • いま日本は
  • 川のささやき
  • 神様のカルテ
  • マエストロ!
  • はやぶさ
  • ジェニーへのオマージュ
  • コルトナの朝 他

【第2部】

  • ―ガーシュウィン 作曲 −
  • パリのアメリカ人 [室内オーケストラ版]
  • ラプソディ・イン・ブルー[ピアノ&室内オーケストラ版

  •  
第1部で2曲引き終わった後、立ち上がった辻井さん、いきなり
「みなさま、こんにちは」と話し始められたのにはビックリ。
クラシックコンサートで、演者の肉声を聞くことはそうありませんから。
曲に対する思い、コンサートに対する思いを自分の声で語ってくれた辻井さん。
もう、感動でした。

アンコールは
  • ガーシュウィン:3つのプレリュードより第1曲
  • 辻井伸行:それでも、行きてゆく

  •  
最後の曲を弾く前に東日本大震災に触れ、「一人の作曲家としてこの曲を作りました。精一杯演奏します」と言っていた辻井さん。
作曲家として、演奏家として、まるで求道者のように真摯に道を歩んでいるその姿に心が震えました。
そして思いました、なんて素晴らしい人生なのだろうと。自分の才能を磨き、人々に美しい音を届け、感動を与える日々。ああ、なんて素晴らしい。

自分は「○○家」とは呼べない、例えば今は「翻訳者」でしかない。
「者」と「家」では全然違うのです。
ああ、できるものなら「家」になりたい。「翻訳家」に限定するわけではなく。
「者」と「家」の違いは、私の感覚では、「家」は他に代わりがいない存在。存在の大きさが「者」と「家」では全然違うのです。
今は「翻訳者」でしかないけど、小さくてもいいからなにかしらオンリーワンになっていきたいと、すごく思わされました。そして、それが自分が目指したい道だなと。

いつまでもまるで子どものままのようなピュアな心を持ち続けている辻井さんに、自分の心も洗われました。そして自分もピュアな心で生きていきたいと、強く思いました。

コンサートにはお友だちが付き合ってくれました。
第1部と第2部との間には、ワインもいただきました。




帰りにかがやくいろで一杯。
石窯焼きが売りのお店です。






日曜日は家でのんびり。土曜日の朝に納品を済ませたので、ひさ〜しぶりに手持ち案件なし状態(月曜の午後までの話でしたが)。
先週3件断っておいてよかった。

新しく出た澪(みお)《ドライ》、う〜ん、甘さが若干抑えめ?
なんでもがすごく売れているので、ドライも出したとかなんとか。。。




母から挿し木でもらったミニバラ。
秋はバラが一番美しく咲く季節です。
これからガーデニングにももう少し時間を割きたいな。



今年は花フェスタ記念公園のバラ祭りにでも出かけて、モチベーションをアップさせようかしら。



ほんの少しのオフ(手持ちなし状態)だったけど、すごくスッキリしました。
さあ、心新たにピュアな気持ちでお仕事取り組んでいきましょう!



 
夏の終わりに
ASIAN KUUのアロママッサージでリラックス。
今月も忙しかったなあ。



施術後のドリンクはかなり充実しています。
今日はキウイとヨーグルトのスムージーを選択。おいしい!


セラピストさんとはおしゃれの話題でも話が盛り上がります。
いつもネイルチェンジに気づいてくれますね。
夏が終わるので、マットで落ち着きのあるピンクにしてみました。



イタリア人になる、とか言っていたわりに、ほぼ通常と変わらない勤労状態だった今年の夏。
気持ちをリセットしたいので、今週は3件ほど新規案件をお断りしました。手持ちのものを仕上げて一息つきたいから。

いまいちど、やりたい仕事、やってみたい仕事の基準をしっかり持ちたいなと思っています。あまり得意でないものにまで手を広げて評価を下げたり(翻訳会社さんに迷惑がかかっていることにもなりますね)、しんどい思いをするのもちょっとね。そのあたり、兼ね合いが難しいです。

フリーというものは、かくも自分の判断が必要で、だれも教えてくれない、いや、教えようがないという世界なのですね。
自分の仕事をどうしていきたいか、それは自分が決めるしかありません。
ただ、何にも替えられない「自由」というものをしっかりと手に入れていることは忘れたくないですね。
通勤なし、時間制限なし(いつやってもよいという意味)、服装制限なし、道具の制限なし、こんないい職場はありません。
もちろん、人との受動的なつながりなど、この仕事では得るのが難しいものもあるのですが、そういうものは欲しければ能動的に得ればよいですからね。
なんとなくだけど、この仕事にいきいきと取り組んでいる人は、日頃からどちらかというと能動的で、誰かがやってくれる(言ってくれる)のを待っているタイプは少ないような気がします。それがある意味フリーランスの資質と言えるのかもしれませんね。







 
トータル思考
お盆明けの一週間は仕事がきつかった〜!
まだ渦中にいるけど、週末はちょっと一休み。
すると、最近ずっと考え続けていたことに答えが見いだせた感じが得られ、少しだけ興奮しています。

ここ3カ月以内くらいにお会いした人にはお伝えしているのですが、最近の私は以前のように仕事をとにかく右肩上がりにしようという意欲がありません。きっかけは、相当数の同業者へのアンケート結果を見る機会があったこと。今の仕事への満足度や不満な点など、ほとんどが私よりも先輩と思われる同業者の方々から得られた生の声に、正直なところ、がっくりきてしまったのです。
なかでも目についたのが、労力の割に収入がついてこないという嘆き。もちろん個人差があり、決してひとくくりにはできませんが、非常に考えさせられたのです。

少し前までの私は仕事の効率を上げることや、レートを上げること、少ない時間で多くの収入を得ることにやっきになっていました。
でもこの仕事での限界が見えてしまったというか、そうやってがんばったところで得られるものと失うもののバランスはどうなのだろうということを考え始めたのですね(やっと?)。
いくら効率を上げても限界があります。そしてもちろん、1日24時間は働けないのです。というか(24時間はオーバーだとしても長時間は)働きたくないというのが正直な気持ちだということに気づいたのですね。

仕事での右肩上がりは決して不可能ではないけれど、労力に対する対価はどうなのだろうと考え始めた時、自分の中で仕事のプライオリティを下げるという選択肢が生まれました。
そうなると、根が体育会系で負けず嫌い、頑張り屋の私はどこに人生の目標を持てばよいのだろう、とずっと模索していたのです。

そんな中、実家に帰ってリラックスしているときに見つけたこの本。軽い気持ちでKindle版を購入して読了。
うん、少し答えへの道筋がたったかな。

幸福になる「脳の使い方」 (PHP新書) 新書 – 2013/1/17

この本によると、人間、5あるものが6や7になってもあまりうれしくないらしいのです。
0が1になるのがうれしいらしいです。
例えばよく言われていますが、年収は7〜800万円あたりを超えるとそれ以上増えたところで幸福度がそれほど増すことはないらしいです。
車をすでに持っている人がいい車に買い換えてもそれほど感動はないらしいのです。

「痩せる」「受験に成功する」「収入を上げる」など、1つの目標を達成してもその後はたいして幸福度が増さないそうで、「ああ、なるほど」と自分に照らしあわせて腑に落ちました。
翻訳の仕事がしたくてしたくてたまらなくて、それが目標だったから、それが達成できた時うれしくてうれしくて、走り続けていたけど、もう「脳」は次の幸福を求めていたのですね。
私の「飽き性」はある意味健全なのかな、なんて開き直ったりして。

この手の本は実はたくさん出版されています。しばらくこのジャンルを読んでみようと思います。
まだ読んでいなくても、解説やレビューでわかってきたことが、人生1つのことだけでは幸せになれないということ。
昔読んだ勝間和代さんの本(「不幸になる生き方」)にも、人生のバスケットを1つのもので埋めてはならない、というようなことが書いてありました。仕事だけ、家庭だけ、お金だけ、愛情だけ、なんていう思考は不幸を生むと。
それに通じるものがありますね。
ある記事で読んだのですが、「しあわせ係数」の高い女性は「自営業」で「3人の子持ち」だそうです。
もちろんそれさえあれば、ということではありません、そうでなければというわけでもありません。
そういう意味ではなく、たぶん、人間のいろんな欲求をバランスよく満たすことがトータルの満足度につながるということなのかなあと思います。

漠然と考えていたこれからの方向性。バランスよく自分の力を使っていって、トータルで満足がいくようにしたいなあ。
「なぜ」と「統計」が大好きなので、理論的に解説してくれるこの手の書籍を当分の間は参考書にしたいと思います。


 
お盆休み
お盆しか休みがない、我が家のメンバー。
めげずに家族旅行に行ってきました。
今年は伊勢方面へ。


まずは鳥羽の海で海水浴。

プカプカ浮いているだけで、とってもリラックスできますね。
人工物が目に入らない景色、波の音、砂の感触、海の匂い、何もかもが自然を感じさせ、日常を忘れることができるのです。


午後は展望台へ。


眺めの良いレストランで休憩。


名物「とバーガー」もいただきました。



山を降りてから、娘たちと真珠を使ったアクセサリーの手作り体験。
ビーズは久しぶりで、楽しかった〜!


3人ともブレスレットを作りました。


お宿は戸田屋さん。
部屋からの眺め。

3億円かけたというダイニングルームでのビュッフェがおいしかったです。
バイキングの中では今までで一番クオリティが高かったかも。
温泉にも入ってほっこり。


2日目は伊勢へ。
伊勢神宮では「的を絞って」願い事を。


お昼は伊勢うどん。


赤福氷はここに来たら必ず食べるもの。


昼過ぎに伊勢を後にし、自宅を経て夫の実家へ。
家族が増え、総勢12人。にぎやか〜!
親戚づきあいでもお友だちづきあいでもなんでもそうだけど、人数が増えれば増えた分だけ、どうしても小さな我慢も増えていきます。
でもそれだけの価値はありますよね。人は一人では生けていけないのです。最近読みなおした本に書いてあったのですが、「孤独」というものは人にとって本能的に究極に恐ろしいものであるから、それを避けるためなら人間なんでもするらしいです。例えば罪を犯すというようなことも、実は無意識のうちにマイナスのつながりを人と持とうとしているからだそうですよ。子どもが親の気を引こうと問題を起こす、それに似たことを大人でもやっているのですね。
モンスターペアレントはそれによって先生とのマイナスの関係を、クレーマーはお店とのマイナスの関係を、批評家は世間とのマイナスの関係を、話題が愚痴や悪口しかない場合もそれによって相手とのマイナスの関係を築いているのです。本当の目的は単につながりたいだけ、マイナスの関係でもいいからつながりたいだけというのがその本の主張でした。
「孤独はいやだ」ということを自覚して、素直になって、マイナスではなくプラスのつながりを積極的に持つようにしたいなあと思います。
人付き合いって、それに伴う煩わしさをゼロにすることはできないけど、うれしいこと、楽しいことがいわばデメリットを上回って、精神的な健康につながるような気がします。


ん、これで次の日につなげられた(無理やり)?
お盆休日最終日は同業者とのランチ会。
京都駅近くのかくれ庵で。


創作豆腐料理がおいしかった!


マールブランシュカフェに場所を移して2次会。
和の雰囲気がいいですね。



若い人たちのとっても前向きなエネルギーを感じて、こちらまで元気になりました。


今日から通常運転。どうしてもペースは落ちるけどそれもまたよしとしましょう。
自分の心と身体を本当に満足させるにはどうしたらいいか。
楽しいこともしたらいいし、休むこともしたらいい。
そして愚痴な気分にならずに仕事ができたら最高ですね。




 
運動と料理
明日からお盆休みのスポーツクラブに行きました。
いつものヨガのクラスを取ろうとしたら、定員オーバー。
今日は混んでいましたねえ。

ウォーミングアップに自転車をこいでから、筋トレとストレッチ。筋トレは、伸ばしきる前で止めて、縮めきる前で止めてをゆっくりと繰り返して、要は伸ばしたり縮めたりするたびに1回1回休憩せずにやると、結構キツイ。これが本当に効くのでしょうね。

この夏、わりとスポーツクラブに通いました。なんせ暑くて外に出るのがおっくうだから、スポーツクラブに行くのと買い物などの用事をいつもからめていたのです。楽しみがあるから外に出よう、という感じでね。
涼しいところでらく〜に運動していると、こんなんでいいのかな、なんて思ったりもしていたのですが、情報番組で、夏の運動は暑い場所で汗だけ流して運動した気分になるより、冷房の効いた場所でしっかりやったほうがよい、というようなことを言っていて、ホッとしたのです。

ヨガをゆる〜く続けていて、かれこれ5年くらいにはなるかなあ。O脚気味だった足が隙間なくピタッとつくようになりました。また合蹠のポーズ(座って足裏を合わせてかかとを身体に近づけるアーサナ)では、それこそ昔は身体が硬くて膝が床につくどころか、足同士の角度が90度くらいだったのが、今ではなんと膝が床につきかけ。今日ストレッチコーナーで鏡に映っていた自分の姿を見て気づきました。いつもヨガのレッスンでは室内が暗いし、ほぼ目を閉じてやっているし、自分の姿を見るよりは感じる気持ちを大切にしているので、見ていなかったのですね。亀のような歩みでも進歩するものですね。


いつも大体夕方6時前くらいに仕事を終えて、1階に下りてクーラーで部屋を冷やしながらちょっと一息。甲子園をぼ〜っと見たりね。部屋が涼しくなってから夕飯作り。これだと作りたくないという気持ちにはなりませんね。最近料理が楽しいです。

今日作ったのは、某女性誌に載っていた「なすといんげんとささみの揚げびたし」。
揚げびたしはよく作っていたけど、これはささみが入っているのでボリュームがあります。副菜というよりは、おかずの1品になりそう(ん?おかずの定義は?まっいいか)。

これまでは市販のめんつゆにお酢を入れたものに浸けていたけど、今回はレシピどおり手作り。
  • しょうゆ、みりん…各大さじ2
  • 酢…大さじ3
  • 砂糖…小さじ1
  • 赤唐辛子の小口切り…1本分
このたれに玉ねぎスライス半個分をあらかじめ浸けておき、あとはナス、インゲン、しょうゆで下味をつけて片栗粉をまぶしたささみを揚げてから浸けます。信楽の器に盛ってみました(この器、信楽陶器祭りでなんと500円でゲットしたもの)。



今日の献立はこのほかに、鮭、シメジ、玉ねぎのホイル焼きとスライストマトでした。

料理が楽しいのはいいけど、おいしくて食べすぎるのはちょっとね。適度に運動もしてバランスをとっていきましょう。
週末ごはん
今夜はお刺身が食べたいなという夫。
それなら天ぷらも作ってよとリクエストして、土曜日の献立となりました。


野菜の天ぷらの後、エビ、キス、ハモ、チクワを揚げて(もらって)。
個人的には舞茸の天ぷらが大好きです。



私は週末パスタが食べたかったので、日曜日はイタリアンで。

まずは、かぼちゃの冷製スープを作りました。

クックパッドを見て作ったのだけど、あれれ、パソコンで見るとそのサイトが探せない。
なので、うろ覚えのレシピをここに書いておきます。
  1. かぼちゃ4分の1を適当(煮物用くらいの大きさ)に切り、玉ねぎ2分の1を薄切りにして鍋に入れ、水300 mLとコンソメキューブ1個を加えて火にかける。
  2. かぼちゃが柔らかくなったら火を止めて、牛乳200〜300 mLを加える。
  3. ミキサーにかけて、冷やせばできあがり。

ハリオのウォータージャグはこういうものを冷蔵庫で冷やすのにも便利。
うちは色違いで2つ買っていて、普段は麦茶やアイスコーヒーを冷やしています。



ちょっと緑がかっていますね。実は、かぼちゃの皮は本当は除くみたいです。
もったいないから入れちゃったらこんな色に。
でもおいしかったですよ!



パン焼き機で焼いたパンと、サラダ、少しだけステーキを添えて。
メインのパスタはミートソースで。
残ったミートソースは、とけるチーズと一緒にパンにのっけて焼くとまたおいしいですね。


夏休みに入ってからも、娘2人は毎日お弁当を持って出かけ、夜まで帰ってこない。
もう仕方ないから仕事でもしてましょかという感じでずっと仕事しています(この週末は休みました)。
先輩お母さん方から、「これからお金、信じられないくらいかかるよ〜」とさんざん聞かされているので、「働くのが母の愛」、そう思って今日もパソコンに向かいましょう。

 
自分への許可
セブンイレブンでこんなキャンペーン(→)をやっていて。。。


ついゲット。今朝、娘たちが二人して買いに行きました。



次女がフィギュアを全種類集めると意気込んでいます(ちなみに彼女はノヤさんのファン)。
私は第2弾の及川フィギュアを狙います。


マフラータオル、欲しかったのですよね。
朝、家じゅうに掃除機をかけるとそれだけで汗だく。
タオルを首に巻いて作業しているので、少しでも楽しくしたいなと。
スポーツクラブでのタオルを使った体操レッスンにも使えますしね。


本当はINOBUNで売っている千代紙タオル(→)が欲しいのだけど、こういうのって人へのちょっとしたプレゼントにはよく買うのだけど、なぜか自分には買えない。
たねややクラブハリエのお菓子も、お土産にはよく買うのに、なぜか自分用には買わない。
そういうものってありませんか(要はもらいたいのね)?


まだまだ、まだまだ、自分への許可が足りないなあと思う今日この頃です。
リアル


先日、次女と夫が郡上八幡で作ったという食品サンプル。
リアルすぎ。
地味だけど

生のブルーベリーが手に入る季節。ヨーグルトに入れて食べました。

わが町K市が2年連続で住みよさランキング西日本1位とのこと。派手さはないけど、暮らしやすいのですよね〜。

私もそういう「地味だけどいい感じ」を目指していきたいな。
たいしたことない仕事
次女がお父さんと出かけたので、長女とお留守番。
ご近所のお友だち父子と一緒に岐阜まで行って、BBQやラフティングを楽しみ、トレーラーハウスで泊まるとのこと(いいなあ)。

長女も朝から登校、お弁当持ちで帰りは夜。

さあ、仕方ないから仕事でもするかあ、というかしなきゃ間に合わない。
でもなぜか自由な気分。土日は取引先からの連絡も入らないし、なんというか世間から遮断された感じ。
自宅にいながら、リトリートできるかもね。

すでに20日以上先の予定も押さえられ、ああこの夏も忙しいまま終わっていくのかなあなんて、つらいようなでもうれしいような気持ちを抱えて過ごす日々。
ワーカホリックや仕事第一主義になるのは、単に金銭的な理由からなのかをいつも自問しています。
そして、大富豪の奥様なら私はこの仕事をしていないのかなあと。
もしそうなったら、とりあえず遊んで暮らし、用事は全部人任せにして、ゆるゆるで過ごすことでしょう。
でも、そのうちフツフツと沸き上がってきそうですね、仕事欲が。
私にとっての仕事欲とは、うまく言えないけど自分の存在価値。
家族や友人と過ごすだけで、満足できる人もいると思うのです。人とのつながりが全くなくても満足できる人もいると思うのです。趣味を楽しんだりね。そういう人、うらやましいです。
でも、自分はそうではない。う〜ん、自己満足だと物足りないのですね。

例えば翻訳会社さんからの依頼がひっきりなしだったり、高評価だったり、頼りにされたり、ということ自体、とっても小さな世界の話だし、もしかしたら単に搾取(利用)されているだけかもしれない、ということはいつも頭の片隅には置いていますが、それでもやはりうれしいのです、仕事で頼りにされるのが。今のこの訳出に、これまで自分が生きてきたすべてが反映されているような気がして。まあ、よく勉強しましたよねえ、学生時代は。決してガリ勉タイプではなく、小学校時代の通知表には「授業中の私語が多い」といつも書かれているような子ども(宿題は忘れるし)でしたけど、中学校以降、勉強すること自体が楽しくなってきて、わりと時間は割いたのではないかと思います。大学(と大学院)時代は超ゆるゆるに周りからは見られていたようですが(周りが特殊すぎ)、それでも実験に明け暮れる日々を過ごし、外資系企業に勤め始めてからは好きだった英語をますます勉強していました。
そんな私が「普通のお母さん」というものになって、いろんな価値観を学び、新たな世界も体験したうえで、今この翻訳の仕事をしている、それがすごく独特なものに感じられ、ああこれが自分だなあと心から思えるのです(うまく言えないけど)。
自分にとってのほどよい感じかな。大学の研究室に残ったアカデミックな人たちとも違う、夫のように最先端の医療を開発している人たちとも違う、卑下して言うなら「たいしたことない仕事」をしているのですが、自分にはピッタリ。なので、仕事自体にストレスは感じません。

仕事論を語るなんてことはできませんが、自分にとってのこの仕事は、完璧ではないかもしれないけど、総合的には満足度の高いものですね。ここまでこれたことに感謝して、楽しく仕事していきましょう。