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「熱い心でクールな仕事を」がモットーの
メディカル翻訳者の日々の暮らし |
以前、セミナー後の懇親会で同業者の女性陣に
「(男と同じで)星の数ほど翻訳会社はあるから、嫌になったらいつでも別れて次を探せばいいのよ」
というような話をしたら爆笑を誘った。
こっちは本気でそう思っているのだけど。
取引先との関係は男女の関係にも似ているのかな。
ただ、上述のようなことができるようになるためには自分に自信がないとダメ。
たとえ別れても、まっさらな状態からいつでもスタートできる自分を目指したい。
一人の人に執着しなければ生きていけない自分ではいたくない。
媚びる、必要以上にへりくだる、自分を後回しにする、といういわゆる「尽くす」行為は長期的に見てお互いに良い関係を生み出さない。こんな自分ですがいいですか?気に入ってくれているのならばどうぞ。というマインドでいたい。
そのためにはいろんな意味で実力がなければならないということは言うまでもない。
そして、自分勝手に相手を振り回してもよい、ということとは全く別次元の話でもある。
向こうにも選ぶ権利がある。自分が選ぶには、まず選ばれる人にならなければならないということも自明の理。
そしてお互いに気持ちよく心を通わすことができる関係がベスト。
「恋は盲目」になりがちなので、やはり1人よりは複数がベター。客観的に相手のことを見られるから。キープ君もある意味大切(あの〜、仕事の話ですからね)。
恋愛や結婚ではタブーなことも、フリーランスの仕事上ではOK。だから楽しい。制約のない自由な世界で思い切り自分を発揮できる。
ああ、こんな世界で私は仕事におぼれる。
実は最近、おぼれすぎて訳出範囲を間違えていたことを知らされ、大笑いしてしまった。絶体絶命のスケジュールをなんとかこなし納品したら、先方から訳出範囲を超えて訳出していたことを知らされ…。
もう、大笑いしてしまった。
納品前、「お母さん、仕事忙しすぎておかしくなってるからごめんね」と家族に伝えたら
「いつもと変わらないよ(おかしさが)」というどう受け取ればよいのかわからないコメント。
近年まれに見る必死さで、「もしかしたら徹夜かも」なんて言っていたくらい(実際には夜11時に就寝)。
その仕事をやり終えた直後に私がショックだったのは、いつものように案件ごとの時給計算をしたところ、その案件の時給が2500円程度だったことで、う〜ん、能力が落ちたか〜?、とか、この案件はトータルで割に合わなかった、なぜこれを引き受けてしまったのだろうと反省していたのだ。
たぶん同情してくれた取引先が、当初の料金に上乗せしてお支払いしてくれるとのことだが、私がうれしかったのは、自分の能力がそれほど低くなかったということ(自分比)。ほぼ倍量を訳していたから…。
しかし、自分のそそっかしさが露呈されたわけで、マイナスの間違いではなかったからよし、ということにはならない。ガッツのある翻訳者だなと思われたかもしれないけど、注意力のなさを差し引いてゼロになるならもうけもんくらいだ。
ああ、やってしまった。でも笑った〜!
あほやなあ。
こんな自分はきっと恋しているんだね。
もうそれを認めよう。潔くね。
日曜日、次女の高校の文化祭に行ってきました。
次女のクラスは「タホ」というフィリピンスイーツを販売。熱くて甘くて「ワオー」でした^_^;
いやあ、高校生の熱気はすごいですね。若者パワーっていいもんです。
その後、浜大津でお昼。その場で検索したお店にたどり着けず(泣)、結局琵琶湖ホテルにて。
ベルラーゴさんの1周年記念ランチとホテ茶ランチを注文。琵琶湖の見える席でリラックス!
おうちごはんもいいけど、たまにはシェフが作ってくれたものも食べたいですよね。家庭では出せないお味を楽しみました。
まるでランチ紀行ですが、先日はお友だちと。ニワタスの叶匠壽庵にてビュッフェを。お野菜中心でヘルシーですね。
うちの近くの星乃珈琲でお茶した後、これまた近所に最近オープンした「高級生食パン」のお店「乃が美」で食パンを購入。
2斤の食パンのみという超強気のラインナップ(いや、単品だからラインナップではないか)。『&Premium』で、「日本のバゲットと食パン、この10本。」に選ばれたらしいですよ。
うん、確かにおいしい!2斤でもあっという間にペロリかも。
そのままでもよし。軽くトーストしてハチミツつけるのも最高!
現在、2週間の案件に1週間、3週間の案件が重なっている状態。どういうミルフィーユだ〜!
少し前まで私の仕事スタイルはファーストインファーストアウトを基本としていた(つまり常に現在やっているのは1つの案件のみだった)のに、この変わりようはどうよ。
大げさだけど、これは自分の中での意識改革。朝8時から仕事を始めることで、気持ちに余裕ができて、「もしかしたらやれるかも」とやっと思えたのですね。少し前までは1つの案件だけでものすごいプレッシャーでした。納期までに仕事を終わらせられるかどうかが。今もそうなのだけど、前ほどは緊張しなくなりましたね。まあその分ミルフィーユなので、そちらの緊張があるのですが。。。
とりあえずこの3件、なんとか終わらせようね。それが終わったら、1日だけ休んでみようかなあ(土日はほぼ休んでいますが、土日以外に丸1日ね)。なんて言いながら、絶対ホイホイ次を引き受けている自分が目に見えるようです^_^;
朝8時から仕事を始めるようになって、総作業時間が長くなったことに加え、仕事がはかどるということもあり、以前より多くのボリュームをさばいている感じです。少し前までは、1つの案件に取り組んでいる間は他の案件を受ける余裕がありませんでしたが、最近では2〜3件を平行して作業していることも多いです。1つのものだけず〜っとやっていると「モノトーン現象」が起きる(つまり飽きる)ので、違うものをはさむことでいつも新鮮な気持ちで訳出できます。
私がやりたかったことの1つに、「依頼をすべて引き受ける」というのがありました。もちろん気の進まない案件はお断りするのですが、やりたいなと思えるものは全部やってみたいなあと思っていたのです。以前は引き受ける件数よりもお断りする件数の方が多かったのですが、最近ではほぼお引き受けしています。
そんなこんなでガーッと仕事していて、来週半ばまで息をつく間もないなあなんて思っていたのですが、昨日の夕方、今対応している案件の最終納期が思っていた日付よりも3日遅いことに気づきました^_^;。もう、大笑いしてしまいました。ああ、これだったらあの案件断らなくてすんだのに〜、なんて。でもすでにその後の案件の予約が入っているので作業量としては同じなんですけどね。そそっかしいったらありゃしない。でも、逆じゃなくてよかったねって家族みんなに言われました。そんなわけでほんの一息ついて、もう一度予定を立てなおしているところです。
私が焦っていた理由の1つに、来週、次女の体育祭(なぜか平日、滋賀県ルール?)を見に行かなければならず、その分仕事ができなくなるということがありました。文化祭は日曜日に見られるのですが、体育祭は平日にあるのですよ〜。今回、団体競技の衣装を「作らされた」ので、それは見に行かねば。休日にコツコツと(実は数時間で一気に)縫い上げた衣装。背中側は黒色です。マスゲームで映えるでしょうね。次女の高校は自主自立を謳うわりに、親の(特に母親の)負担は結局相変わらずじゃないかと密かに憤りながら縫いました。
でも、久しぶりのミシンは案外楽しかったです。
休日しか用事をやる時がないので、そういうときの夕食作りは旦那メイン(いつもか)。
土曜日はイタリアン。パスタは明太子スパとトマト、生ハム、アスパラの冷製スパの2種類、鶏肉のソテー、マグロのカルパッチョ、サラダ、ピザ(市販品)。カルパッチョとサラダは私が作りました^_^;
スパークリングワインがおいしい季節です。
ちなみに、日曜日は天ぷらでした(旦那作)。鱧がおいしかった!
さて、体育祭の衣装作りが終わったので、次はこれをやらねば。
月末のコンサート(第3希望が当たりました!)用に、長女が見繕って買ってきてくれたハッピとうちわ。
これを使って応援うちわと応援衣装(?)を作ります。ああ、当日が楽しみ!
みたらし団子と、あのPABLOが監修したチョコパイ。生協の共同購入です。おやつタイムも楽しくね。
今年の前半が終り、仕事とそれ以外の両方を振り返ってみました。仕事での振り返りはすでに終わっているので、プライベートの方をじっくりと。「半年振り返って預金高が増えただけという人生は虚しい。思い出せる出来事がいくつあるか数えよう」と言っている方がいて、まったくその通りだと思いました。私自身は今年の前半は最初の方、子どもらの受験に追われていた部分もありましたが、一応東京に家族旅行に出かけ、新たに治験翻訳講座にも通い始め、会いたいお友だちに会い、お知り合いになった同業のお仲間とも交流し、美容面でも新しいことを始めと、思っていた以上に「変化」があったと思います(某アイドルグループのファンクラブに入ったことも大きいですね(笑))。思い出のない人生なんて、ほんと虚しい。仕事、大好きだけど、それだけではいけないなあといつも思っています。仕事での成長が人生の満足度のかなりの部分を占めていることも事実ですが。
仕事の効率化で得られた時間を仕事以外にも使っていきたいなと考え始めた今日このごろです。
治験翻訳講座に通い始めて、訳出スピードが早くなったと思います。正確なデータは取っていませんが、以前の2倍は処理できているかも。
私が「今さら」治験翻訳講座に通い始めた目的が、「迷いなくスイスイ訳せるようになりたい」というものだったのですが、その目的が達成されつつあるのを感じます。
まず、ある課題文について私は先生に「ここの部分をこう訳すか、それともこう訳すかで迷ったんですけど」と質問したところ「どっちでもいいですよ」と拍子抜けする答え。また、原文からの変更(順序、態など)は「必要性のあるときだけする」という教えも目からウロコでした。大切なことは主題を明確に表現すること。そこが一番難しく、力を入れるべき点であり、その他はわざわざこねくり回す必要がないということなんですね。わざわざこねくり回さないほうが、チェックする人も自分も楽だとの教えでした。
先日テレビで元水泳選手の北島康介さんの泳ぎ方について検証していました。北島さんの力の入れ方と、対照となる大学生の力の入れ方を比較すると、北島さんは力を抜いている時間が長いのです。つまり必要なときだけ力を入れ、必要のないときは抜いているということです。「抜く」ことって大切なのですね。
全身全霊で訳した訳文って、なんだか読んでいてもしんどいものになっているかもしれませんね。必要のないときは抜くからこそ、肝の部分に力を入れられる。「抜く」ことの大切さを感じているところです。
今、PC関係で気がかりなことを、少しずつ検証しています。私はTrados案件を受けることは年に数回あるかないか程度なのですが、全案件をTrados上で作業しています。Tradosではマウスの使用が不可欠と思い込んでいたけど、本当にそうなのか。どうすれば一番ストレスなくスイスイと訳出していけるのか。そのあたりを検証してみました。
まず、一番ストレスを感じていたことが、訳出のセルにカーソルがある状態で、原文のセルにカーソルを移動させたいときに、マウスを使うということ。これがあるからマウスが手放せないんだよ、なんて思っていたのに、なんとその移動はF6を押せば済むことでした。そのようなことは、Tradosのツール→オプション→ショートカットキーの画面に一覧が載っていて、いろんなことが確認できました。そしてその画面で自分なりにショートカットキーを割り当てることもできました。先日PC講座で小林先生に教えていただいた「なんでもデフォルトのままにしない」という言葉が身にしみました。ああ、この画面を最初から見ておけばよかったのです。
さて、ではF6で原文に移動できたとして、その次は検索です。原文セル中で検索したい語をハイライトし、F3を押すと、Trados上で訳語検索ができます。その検索画面でもF6を使えば訳語をマウスを使わずに選択することができるのですが、そこから訳出セルに戻ることができません。残念。そこでマウスが必要です(もしかしたらやり方があるかも。要調査)。
ところで皆さん、もうこの本は買われましたか?
これから翻訳の仕事を始める人だけでなく、ベテラン翻訳者の人にも役に立つ内容です。私は猫先生の書かれる文がとっても好きなので、読んでいてそれだけで快感でした。等身大の猫先生の過去と現在が描かれていて、とっても励まされる内容ですよ!
さあ、来週もスイスイ訳していきましょう!