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メディカル翻訳者の日々の暮らし
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治験翻訳講座最終回

先日、治験翻訳講座「和訳基礎演習」の最終授業を受講しました。

 

これで全6回の授業が終了しましたが、この講座を受講したことは、自分の翻訳人生のなかでもエポックメイキングなことだったと思います。

 

すでに何回か報告しているとおり、訳出スピードが格段に速くなったし、訳出中の自分のなかの迷いがなくなりました。大切なのはメリハリ。何が重要で、何にはそれほど重きを置かなくてもよいか、それを6回の授業で叩きこまれたような気がします。

 

例えば、最終授業で先生からこう言われました。

 

「○○さん(私のこと)の訳文は、本をたくさん読んできた人の訳文だね。でもその能力はべつのことに使いましょう。治験翻訳ではそこには時間をかけず、もっと速くもっと楽にどんどん訳していきましょう」と。

 

私はここ半年ほど、自分の訳文のどこをどうブラッシュアップしていけばよいのか迷いが出ていて、とりあえず時間をかけて練った訳文を作ったり、何度も見直しをしたり、本で勉強したりしていたのですが、この方向でよいのかどうか自信がなく、少々ストレスを感じていたのです。

 

授業を受けていくうちに、時間や頭を使うべき箇所とそれ以外の箇所がわかってきました。

原文の向こうにある事実関係の描出にこそ力を注ぐべきで、単語一つ一つの訳出にあえて「凝る」必要は全くないのですね。

本当に目からうろこでした。そして、仕事に追われているうちに忘れがちだった「翻訳の本質」をもう一度見直すことができました。

 

今は仕事をしていて、訳出作業がいろんな意味で楽だし楽しいです。もし今使っていない能力があるとしたら、それは実務翻訳以外で発揮する時がくるのかもしれません。それもいいなと思いますが、今は目の前の仕事をストレスなくどんどんやっていきたい。その意味で今回の受講は本当に身になるものでした。

 

 

最終回の授業後、個人面談がありました。

「○○さんの収入を今の倍にしましょう」

「もっと楽に今と同じくらい稼げるようになりましょう」

と先生から言われました。

先生の頭の中には、私のキャリアプランの青写真が出来上がっているようでした(私だけではなく受講生みんなだと思います)。

「一緒にがんばっていきましょうね」

と心強いお言葉をいただきました。

 

秋からは引き続き実践講座も受講する予定です。

実際の治験文書を訳していく講座になるので、まさによく受ける仕事内容にドンピシャ。

課題をこなし、開催地の新大阪まで出かけるのは、実は時間的に大変なところもあるのだけど、仕事をその分減らしてでもそういう時間を持ちたいなと思います。

 

 

受講生のみなさんともいつも楽しくふれあうことができました。

この日の受講後も近所のイタリアンレストランでランチ。

 

 

次の講座でまたご一緒できる人もいるようで、楽しみです。

皆さんすご〜く前向きで本当に刺激を受けます。

「受講料の高いセミナーに参加すると、参加者の熱意に圧倒され、自分が変わる」というような話を聞いたことがあったのですが、まさにその通りでした。

 

 

治験翻訳講座、無料公開セミナーがまた開催されるようですのです(→)。

9月3日は、私も体験発表しますので、ご興味のあるかたはぜひお運びください。

 

梅仕事

初挑戦。梅干し作り。

 

 

実家の母が漬けているのを見ていたけど、なんだか大変そうで、これだけは手を出したことがなかったのですが、簡単に漬けられる方法が新聞記事に載っていたのでチャレンジしてみました。

 

梅は1 kg使用。80〜85℃のお湯に1分間浸し、すぐに水につけて冷まし、ザルにとるという強制追熟手法を取り入れると、熟していない梅でも大丈夫とのこと。私が買った梅は黄色く熟していたけど、一応その手法も取り入れました。

 

竹串でへたを取ったのち、水気を拭かず、ジッパー付きポリ袋に入れて、粗塩(150 g)をまぶします。

ポリ袋だと、容器を焼酎で消毒する必要がないので、楽!

 

 

袋のなかで均等に平らに並べて、空気を抜き、梅と同量の重しをして常温で3〜4日置きます。1日1回、袋の上下を返します。

缶ビールがちょうどいいね!

 

白梅酢があがってきます。

 

赤紫蘇を粗塩で2回もんでアクを出します。

 

白梅酢を加えて発色させ、赤紫蘇と一緒にポリ袋に戻します。

 

梅の半量程度の重しをして常温のまま置き、梅雨明けまで待ちます。

 

室内の日当たりのよい窓辺で3日間以上干します。金属のザルだとさびる可能性があるとのことですが、金属以外のザルがなかったので、適当なものを使っています。普通は木のザルですかね(梅干し用のみに買うことはないかなあ)。

土用干しをする自信がなく、今まで梅干し作りに手を出していなかったのですが、部屋の中で干しても大丈夫というのは本当に楽ですね。

 

 

ちょっとわかりにくいですが、窓辺の日差しだけでカラカラになりました。

 

出来上がった梅干しは新たなポリ袋に入れて保存。赤梅酢を加えて保存してもいいみたいです。3ヵ月ほど置くと味がなじんでくるようです。

 

自家製の梅干しは塩分がどうしても多くなりますよね。このあと薄い塩水に漬けていわゆる減塩梅干しを作る方法もあるようですが、たぶん私はおにぎりやお茶漬けに、このままの梅干しをちぎってちょっとずつ使っていくと思います。これだけの量で1年間持つのかしら?来年はもっと漬けようかな。

 

 

さて、梅干し作りにはたくさんのうれしいおまけがついてきます。

赤梅酢は超便利な調味料。

 

まず、しば漬けを漬けました(参考サイト→)。

2%の塩で下漬けをした後、500 gの野菜で赤梅酢大さじ4、みりん大さじ1になるよう調味料を加えます。

 

大好きなしば漬けも簡単!しば漬けにナスが入っているのはあまり好きではないので、キュウリとみょうがとしょうがのみです。

 

 

お次はゆかりふりかけ(参考サイト→)。

梅干しを漬けたあとの紫蘇をカラカラになるまで干します(室内でOK)。

 

ミルがコーヒー豆用しかなかったので、すり鉢でゴリゴリ。これは結構大変な作業。

 

ザルでこしては鉢でする、を繰り返します。

 

できました!

お弁当のご飯にふりかけましょう。

 

 

焼きそばに入れるとおいしい紅しょうがも作れます(参考サイト→)。

新生姜をスライスし、塩漬けした後、軽く干します。

 

あとは、赤梅酢に漬けるだけ。

なんでもポリ袋でやっちゃう。

 

赤梅酢はドレッシングにも使えます。「調味酢(すし酢でも)+ごま油+赤梅酢」で梅ドレッシングの出来上がり。大根や水菜、豆腐のサラダに合いますね。

これがあると「赤いもの」がなんでも作れちゃいます。

 

梅仕事は全体としては長期間かかるけど、一つ一つの作業にかかる時間はわずか。急ぐ作業はほとんどないので、時間のあるときにやれるのがよかったです。

 

PCメンテナンス

Trados Studio 2017がまもなくリリースされる(→)のに伴い、今2015を購入すると2017に無料アップグレードできるとのこと、またTrados Studio 2011からのアップグレードオプションが来年の3月に終了することを知った私は、重い腰を上げ、2015の購入を真剣に考え始めました。

 

Tradosをアップグレードする前にパソコンを買い換えたかったのだけど、欲しいなあと思うスペックのものはなかなかのお値段。

ちなみに、先日ミズトラの会のパソコンセミナーでお世話になった小林先生のおすすめは、

 

Intel Core i7のCPU

16GBのメインメモリ

SSD搭載

 

の高性能パソコンで、これだと翻訳支援ツールを快適に使用することができるようです。

 

現在の私のパソコン(64ビットのWindows 7)は

 

Intel Core i5のCPU

8GBのメインメモリ

SSDではなくHDD

 

という状況。それでもメモリを増設したことでかなり快適にはなっています。

Windows 10に関しては、サブ機はアップグレードしましたが、メイン機はアップグレードはしないようにとの忠告をメーカーから受けたので、やっていません。メイン機を買い換えるときは10でもいいかなと思っていますが、今のところWindows 7のままで問題なし。このパソコンでとりあえずやれるところまでやってみようかと方向転換。近々Tradosのアップグレードはしたいけれど、パソコンは買い替えなしでやってみましょうか。

 

というわけで、少しでも快適になるように、これまた手付かずだったメンテナンスに着手。

小林先生に教えていただいたことを、やれそうなところから1つずつやってみました。

 

この本の小林先生のコーナーも参考になりました!

 

翻訳事典2017年度版 (アルク地球人ムック)  

 

 

まず、「無駄な視覚効果のオフ」。

翻訳作業にあまり必要のないアニメーション表示や視覚効果をオフにすることで、パフォーマンスが向上するとのこと。

 

[スタート]→[コントロールパネル]→[システムとセキュリティ]→[システム]→[システムの詳細設定]まで進んだら、[システムのプロパティ]の[詳細設定]タブで[パフォーマンス]の[設定]をクリック。

私が「残した」効果は「ウインドウとボタンに視覚スタイルを使用する」「スクリーン フォントの縁を滑らかにする」「デスクトップのアイコン名に影を付ける」です。後は全部オフにしました(適当な選択です^_^;)。

 

 

次に「ディスクのクリーンアップ」。

不要なファイルを削除するだけで数GBの空き容量が確保できることもあるとか。

 

エクスプローラー→[コンピューター]→ドライブを右クリックして[プロパティ]を選択します。

 

計算処理の後、[削除するファイル]ボックスが現れますが、私は全項目を削除しました。

これで11GB確保!

 

 

最後にデフラグ

 

エクスプローラー→[コンピューター]→[ツール]で断片化の状態を分析。

分析結果が10%以上だと最適化する必要があるらしいですが、私の場合、2%だったので今回はやりませんでした。

 

 

あとはデスクトップの要らないものを片付ける

 

 

これらのことをやっただけで、何がどう効いたのかはわからないけど、この記事の入力だけでもなんだかサクサク動く気がします。

Trados Studio 2017にアップグレードしても大丈夫かな?

 

 

Trados以外のツールも考えたいとは思うのですが、たまにTrados案件を受けるのですよね。やれる人が少ないからなのか、いつもこちらの要望を聞いていただきながら気持よく仕事ができているので、今のところはTradosを使っていこうかなと思っています。2011から2017に変わるとかなり便利になるような気もしますしね。

 

 

そうそう、実は辞書ソフトとして便利に使っている対訳君のデータのフォントが大きくならないのが少々悩みどころだったのですが、ひょんなことから解決しました。

 

[コントロールパネル]→[デスクトップのカスタマイズ]→[ディスプレイ]で、画面上の文字を大きくしたり小さくしたりできるのです。デフォルトの小(100%)を中(125%)に変えたところ、画面上の文字がすべて大きくなり、対訳君のデータのフォントも大きくなりました!

 

フォントは各ソフトで拡大縮小できる場合もありますが、この小技を使うと一気に「すべてが」大きくなりますよ。ちょっとびっくりするし、小さいほうが見やすい場合もあるけど、そこはまた調整すればよし。

何もかも大きく映して、モニターから体がどんどん離れていっている今日このごろ。モニターとキーボードを離して置くために、机も考えないとねえ。こんなに奥行きが必要になるとは思いませんでした^_^;

 

シニア(ミドルエイジとはもう呼んじゃだめ(T_T)?)仕様の快適な作業環境、developしていきましょう!

 

 

 

 

 

夏休み

12日の朝一で納品後、久しぶりののんびり休日。

まずはドライブ。県内を北上。

 

目指すはお蕎麦屋さん。

 

くつきそば永昌庵さんで、ざる蕎麦をいただきました。

 

のどかな景色ですね〜。

 

 

昼食後、箱館山ゆり園に行ってみました。

 

ゴンドラで一気に上まで。

 

琵琶湖が見えます。

 

森のゆり道には遅咲きのゆりが咲いていました。

 

 

今年は暖冬でゆりの開花が早かったとのこと。園内のほとんどのゆりはもう咲き終わり^_^;

 

 

ゆりソフト。

 

帰りは白鬚神社に寄りました。湖中鳥居のそばの湖岸を歩くことができます。琵琶湖はいいですね。

 

 

 

 

県内ぷち遠足の翌日は、親戚の集まりのため神戸方面へ。

立ち寄った西宮ガーデンズでショッピング。

 

おもしろスイーツも食べました!

 

 

普段と違うことをするだけで、命の洗濯になりますね。

ああ、休日も大事だと心から思いました。

 

家の用事も少しだけ。エアコンのフィルターを洗ったり、リビングの敷物を洗濯したり。ちょとした掃除や片づけが普段できないのですよねえ。

 

いつもはついつい仕事のみに突っ走ってしまうけど、余白の時間は必要だなと思います。思っているだけではまた仕事オンリーの日々になるのは見えているので何か対策をたてたいな。

そういうこともじっくり考えてみたいです。

 

先日間違えて訳出範囲以上に訳してしまった分を、翻訳会社さんが上乗せでお支払いしてくれることになり、申し訳ない気持ちとありがたい気持ちでいっぱいになりました。いわばあぶく銭だからきれいに使いたいな。PCを新調してTradosを2011から2017にアップグレードしようかしら。今2015にアップグレードすると2017に無料アップグレードできるようです(→)。2011からのアップグレード特別価格がもう終わるみたいだし、いいかげんにアップグレードしておかないとね。おお、そうなるとやることがいっぱい。休日の間に終わらせられるかな。なんせPC音痴だからいちいち時間がかかると思うし。こういう作業も避けては通れないので、余裕のあるときにやっておくべきですよね。

 

8月後半は少し余裕を持って仕事していきましょう!

やっぱり好きなのかなあ

何から書けばよいのかわからないくらいブログにご無沙汰していました。

いや、ブログを書くことだけではなく、SNS全般はもちろん、他のこともほとんどせず私は何をしていたかというと、ひたすら

 

 

仕事

 

 

です。

 

仕事のことは後で書くとして、時系列的に最近の様子を記録すると、まずは月末のライブ!

事前に衣装やうちわも作り、万全の態勢で臨みました!本当に楽しかった!

真正面のスタンド席の5列目。「神席(かみせき)!」という周りの声も聞こえたくらい。近くのステージにやってきたときは、でもね、恥ずかしくてうちわで顔を隠してこっそり見ていたのですよ。おお、なんと乙女(笑)。他のメンバーと目があったらそれを外すのは悪いなと感じたり。バカだねえ。向こうは何も感じていないのに違いないのだからこっちの好きにすればいいのにさ。

とにかく舞い上がってしまって半分覚えていない。ああもったいない。次はもう少し冷静に見たいなあ。次も良い席、当たりますように。

 

娘2人が付き合ってくれた今回のライブ。うちわ作りから始まり、ライブ帰りには梅田で衣装を着たままプリクラも撮りました。娘たちとこんな風に過ごせるのは本当に幸せを感じたし、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ライブで半日は出かけたものの、この1ヵ月はほぼ休みなし。スケジューリングに余裕がなかったり、いろいろと勘違いしていたりでもうアップアップ。7月の作業時間は計180時間超でした。別にたいした仕事時間ではないのですよ。でもね、やっぱり家族がいると大変。ああ男になりたい、といつものように思いながら「自由時間ほぼなし生活」をず〜っと続けていました。だれかやってくれ〜。洗濯もの干したり取り込んだりたたんだり。お弁当、夕食を作ったりその買い出ししたり、後かたづけしたり(まあ晩の分は夫が食洗機に入れてくれるけど)。掃除したり(手を抜こうと思ったらとことん抜ける家事ですね。怖いくらい優先順位が低かったです)。お風呂を洗ったりお湯はりを予約したり。バラバラのスケジュールで帰ってくる家族にいちいちご飯をサーブしたり。

そう、だれかそういうのやってよ〜。私は仕事さえしていればごきげんなんだからさあ。

 

…という気持ちを胸にしまい、ひたすら仕事と最低限の家事をやっていました。家事の分担?理想はそうだけど、現実無理。子どもたちは自分の生活で忙しいし(本当にいまどきの若い子たちは忙しいですね、勉強やら部活やらで)、夫は仕事が忙しすぎてまず家にいないし。しゃあないよねえ。そう、しゃあないのです。くやしいけど、夫の年収抜くまではこっちが家のことを主にやらなきゃしゃあない。抜きたいよ。そして堂々と仕事したいよ。私は仕事やってるからいいでしょ、的な態度をとってみたい。まあこれだと一昔前の俺様夫(おれさまおっと)と変わらず、今どきだと奥さん(私の場合は夫か)に愛想つかされるけどね。

 

そういうことをいろいろ思いながらも、私は幸せでした。1日12時間仕事していたときもあって、これはそろそろ過労死レベル(主婦業も含めるとね)?なんて考えながらも仕事がイヤじゃないからある意味辛くなかった。だって、自分で受けた仕事だもん。嫌だったら受けなければよかったし、受けなくても全然困らない。自らの意志でやっているのだから、愚痴を言うのはおかしいかな。私の愚痴は、仕事以外のことをだれかやってくれ〜、ということだけ。仕事は楽しいんです。本当に。何がどういうふうに?と聞かれると困るというかそこまで分析する気力が今はないので、書きませんが、最低限「イヤではない」。ずっとやっていられる、という感じかな。春からスクールに通いだして、「翻訳の仕事」がより楽しくなってきました!

 

でもさすがに少々疲れたし、他のいろんなことが滞っているので12日の納品後は一旦休もうと思っています。今の案件を仕上げたら後は仕上がりで約15枚程度の案件を残すのみ。それを明日1日でやればいいなんて、最近ではなかったくらい楽なスケジュール。だからこうやってようやくブログも書いているわけです。

 

それに昨日は今の案件の終りが見えたので久しぶりに気分転換。タイミングよくお友だちから連絡があったので、お茶して、夜の「琵琶湖花火」も一緒に見に行きました。近所にすごくよく見える場所を発見!最高にいい時間でした!

ライブと花火で今年の夏はもういいや。どちらも本当に満足できました!

 

大好きな仕事と他のこととの折り合いをどうやってつけるのか。愚痴っていても始まらないから、考えていきたいです。そこさえクリアできれば、もう言うことはないですね。